善意のマモノ
東方曲 No.297
以下敬称略
凋叶棕 http://www.rd-sounds.com/
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vocal : Φ串Φ
善意のマモノ
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アルバム : 求
原曲 厄神様の通り道 ~ Dark Road
追記 24/10月30日投稿
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歌詞(問題文)
(おそれらるる)
畏れらるる
(かみでもなく)
神でもなく
(ようでもなく)
妖でもなく
(たといけしてふれられぬまものとしても)
たとい けして触れられぬ魔物としても
(ただただわらっている。)
ただただ笑って居る。
(よごれたてのひらをかざしては)
穢れた掌を翳しては
(そのあとにくちづけながら)
その痕に口吻ながら
(すうはこくしのかがやき)
吸うは黒紫の輝き
(うねりをあげてつつみこませて)
うねりを上げて包み込ませて
(いみきらわれたものとともにありながらも)
忌み嫌われたものと共にありながらも
(まるでそれはなにかうつくしいものとばかり)
まるでそれは何か美しいものとばかり
(いとおしげに)
愛おしげに
(はるかとおく)
遥か遠く
(ひとおよばぬところ)
人及ばぬところ
(そのわざわいをそのみにひきうけ)
その禍をその身に引き受け
(それにからだぬらしてもまみれながらも)
それに体濡らしても 塗れながらも
(ありつづけることをよしとして)
在り続けることを快として
(ただただわらっている。)
ただただ笑って居る。
(ひたることこのみのもとむままに)
浸ること この身の求むままに
(あみることこのみのもとむままに)
浴ること この身の求むままに
(だれにもみとがめられないで)
誰にも見咎められないで
(ひとりつむぐまがごとを)
独り紡ぐ禍事を
(よごれたからだをいだいて)
穢れた体を抱いて
(そのくうきにおどりながら)
その瘴気に踊りながら
(まとうもうじゃのざわめき)
纏う亡者のざわめき
(のろわしきうずにあらわれながら)
呪わしき渦に洗われながら
(ひとにはうつらぬなにかをみすえるがゆえ)
人には映らぬ何かを見据えるが故
(まるでそれはなにかとうといものとばかり)
まるでそれは何か尊いものとばかり
(たのしげに)
愉しげに
(はるかたかく)
遥か高く
(ひとおよばぬところ)
人及ばぬところ
(そのわざわいをそのみにひきうけ)
その災をその身に引き受け
(それでからだみたしてはむじゃきにわらう)
それで体満たしては 無邪気に笑う
(まるでそれしかしらないという)
まるでそれしか知らないという
(ひとがたのようでいて。)
人形のようでいて。
(そも)
そも
(かみというひとつのすがたでなく)
神という一つの系でなく
(ようというひとつのすがたでなく)
妖という一つの系でなく
(どちらでもないけいとしてあるのなら)
どちらでもない系として在るのなら
(それはやまにすまうまと)
それは山に住まう魔と
(はるかずっと)
遥かずっと
(ひとおよばぬところ)
人及ばぬところ
(そのはじまりにこめられたおもい)
その始まりに込められた想い
(やどすこころよきいしのねがいのままに)
宿す心善き意志の願いのままに
(ぜんなるまものがそこにいて)
善なるマモノがそこにいて
(ゆえにずっと)
ゆえにずっと
(ひとおよばぬところ)
人及ばぬところ
(そのいっさいをそのみにひきうけ)
その一切をその身に引き受け
(いまもおさなきこころはきざまれたまま)
今も幼き心は刻まれたまま
(たといそのからだはよごれようとも)
たといその体は穢れようとも
(くったくのないままに。)
屈託のないままに。
(ただただわらっている。)
ただただ笑っている。