永遠の存在者

(えいえんのそんざいしゃがこのせかいにいたとして)

永遠の存在者がこの世界にいたとして

(いちどきりのいのちなんて)

一度きりの命なんて

(あざけわらうにちがいない)

あざけ笑うに違いない

(おわりをしらなければ)

終わりを知らなければ

(いきるよろこびもないだろう)

生きる喜びもないだろう

(えいえんのそんざいしゃなんて)

永遠の存在者なんて

(かなしくてさびしいそんざいなんだろう)

悲しくて寂しい存在なんだろう

(でもぼくらもきずつけあって)

でも僕らも傷つけあって

(あやまちをくりかえしてしまう)

過ちを繰り返してしまう

(いまここにきみがいるのは)

今ここに君がいるのは

(だれかがてをさしのべたから)

誰かが手を差し伸べたから

(そうさぼくたちはきずつけあうだけじゃない)

そうさ僕達は傷つけあうだけじゃない

(きみをうけつぐぼくらのみらいが)

君を受け継ぐ僕らの未来が

(どこまでもずっとつづいていく)

どこまでもずっと続いていく

(すばらしいことだとおもうんだよ)

素晴らしいことだと思うんだよ

(きみはひとりじゃない)

君は一人じゃない

(なりたくてもなれない)

なりたくてもなれない

(よこにつながらなくても)

横に繋がらなくても

(たてにつながっているから)

縦に繋がっているから

(うごきつづけるれきしのいったんを)

動き続ける歴史の一端を

(になっているたいせつなそんざい)

担っている大切な存在

(いのちがうまれて４０おくねん)

生命が生まれて40億年

(このさきもずっとつづくんだろう)

この先もずっと続くんだろう

(いまこのときにぼくはうまれおちたよ)

今この時に僕は生まれ落ちたよ

(なぜいまなのかわかんないけど)

なぜ今なのか分かんないけど

(こたえはきっととけないけど)

答えはきっと解けないけど

(なにもないとはいえないだろう)

何もないとは言えないだろう

(ここはどこ)

ここはどこ

(あたたかいうみのなかのようで)

暖かい海の中のようで

(いしきがうまれぼくはいきをふきかえす)

意識が生まれ僕は息を吹き返す

(ぼくをのぞんだひとたちのわらいごえとなみだのなかで)

僕を望んだ人たちの笑い声と涙のなかで

(いまうぶごえをあげたばかり)

今産声を上げたばかり

(たったひとつのぼくだけのもの)

たったひとつの僕だけのもの

(このからだだけは)

この身体だけは

(このいのちは)

この命は

(きみをうけつぐぼくらのみらいが)

君を受け継ぐ僕らの未来が

(どこまでもずっとつづいていく)

どこまでもずっと続いていく

(きみはすべてのなかに)

君は全ての中に

(すべてはきみのなかで)

全ては君の中で

(みらいとかこをつないでいる)

未来と過去を繋いでいる