愛にできることはまだあるかい

(あいにできることはまだあるかい)

愛にできることはまだあるかい

(なにももたずにうまれおちたぼく)

何も持たずに生まれ堕ちた僕

(えいえんのすきまでのたうちまわってる)

永遠の隙間でのたうち回ってる

(あきらめたものとかしこいものだけが)

諦めた者と賢い者だけが

(しょうしゃのじだいにどこでいきをすう)

勝者の時代に　どこで息を吸う

(しはいしゃもかみもどこかたにんがお)

支配者も神も　どこか他人顔

(だけどほんとうはわかっているはず)

だけど本当は分かっているはず

(ゆうきやきぼうやきずなとかのまほう)

勇気や希望や絆とかの魔法

(つかいみちもなくおとなはめをそむける)

使い道もなく大人は眼を背ける

(それでもあのひのきみがいまもまだ)

それでもあの日のキミが今もまだ

(ぼくのぜんせいぎのどまんなかにいる)

僕の全正義のど真ん中にいる

(せかいがせなかをむけてもまだなお)

世界が背中を向けてもまだなお

(たちむかうきみがいまもここにいる)

立ち向かうキミが今もここにいる

(あいにできることはまだあるかい)

愛にできることはまだあるかい

(ぼくにできることはまだあるかい)

僕にできることはまだあるかい

(きみがくれたゆうきだから)

キミがくれた勇気だから

(きみのためにつかいたいんだ)

キミのために使いたいんだ

(きみとわけあったあいだから)

キミと分け合った愛だから

(きみとじゃなきゃいみがないんだ)

キミとじゃなきゃ意味がないんだ

(あいにできることはまだあるかい)

愛にできることはまだあるかい

(ぼくにできることはまだあるかい)

僕にできることはまだあるかい

(うんめいとはつまりさいころのでため？)

運命とはつまり　サイコロの出た目？

(はたまたかみのいつものきまぐれ)

はたまた神のいつもの気まぐれ

(えらびえらばれたぬげられぬよろい)

選び選ばれた　脱げられぬ鎧

(もしくははるかなゆらぐことのないいし)

もしくは遥かな　揺らぐことのない意思

(はたさぬねがいとかなわぬさいかいと)

果たさぬ願いと　叶わぬ再開と

(とけぬごかいとふりつもりぞうおと)

解けぬ誤解と　降り積もり憎悪と

(ゆるしあうこえとにぎりしめあうてをこのほしはきょうもかかえていきている)

許し合う声と　握りしめ合う手を　この星は今日も　抱えて生きている

(あいにできることはまだあるかいぼくにできることはまだあるかい)

愛にできることはまだあるかい　僕にできることはまだあるかい

(きみがくれたゆうきだからきみのためにつかいたいんだ)

キミがくれた勇気だから　キミのために使いたいんだ

(きみとそだてたあいだからきみとじゃなきゃいみがないんだ)

キミと育てた愛だから　キミとじゃなきゃ意味がないんだ

(あいにできることはまだあるかい)

愛にできることはまだあるかい

(ぼくにできることはまだあるかい)

僕にできることはまだあるかい

(なにもないぼくたちになぜゆめをみさせたか)

何もない僕達になぜ夢を見させたか

(おわりあるじんせいになぜきぼうをもたせたか)

終わりある人生になぜ希望を持たせたか

(なぜこのてをすりぬけるものばかりあたえたか)

なぜこの手をすり抜けるものばかり与えたか

(それでもなおしがみつくぼくらはみにくいかい)

それでもなおしがみつく僕らは醜いかい

(それともきれいかいこたえてよ)

それとも綺麗かい　答えてよ

(あいのうたもうたわれつくした)

愛の歌も歌われ尽くした

(あまたのえいがでかたられつくした)

数多の映画で語られ尽くした

(そんなこうやにうまれおちたぼく)

そんな荒野に生まれ落ちた僕

(きみ、それでも)

キミ、それでも

(あいにできることはまだあるよ)

愛にできることはまだあるよ

(ぼくにできることはまだあるよ)

僕にできることはまだあるよ