絵空

(かわききってからまったいとがほどけるように)

渇ききって絡まった糸が解けるように

(そっとあなたのきおくにいざなわれる)

そっとあなたの記憶に誘われる

(とてもうつくしいせかいだ)

とても美しい世界だ

(あのときにもどったみたいだ)

あの時に戻ったみたいだ

(いくせんのたわむれがせんめいによみがえる)

幾千の戯れが鮮明に蘇る

(まぼろしのせかいできみのことだきしめる)

幻の世界で君のこと抱きしめる

(いかないでっていうぼくのこえに)

行かないでっていう僕の声に

(りふじんなさだめがかみついても)

理不尽な運命が噛み付いても

(はなれられないよあのふゆのよる)

離れられないよ　あの冬の夜

(きれいだったねわすれられないよ)

綺麗だったね　忘れられないよ

(あなたのせいだよ)

あなたのせいだよ

(あいにまみれておたがいにそまりあった)

愛に塗れて　お互いに染まり合った

(あのひびはとてもしあわせだった)

あの日々はとても幸せだった

(さよなら)

さよなら

(どれだけことばとかんじょうにけしょうしても)

どれだけ言葉と感情に化粧しても

(かくしたものにのみこまれてむなしくなる)

隠したものに飲み込まれて虚しくなる

(いかないでっていうぼくのこえに)

行かないでっていう僕の声に

(りふじんなさだめがかみついても)

理不尽な運命が噛み付いても

(はなれられないよあのふゆのよる)

離れられないよ　あの冬の夜

(きれいだったねわすれられないよ)

綺麗だったね　忘れられないよ

(あなたのあなたのせいだよ)

あなたの　あなたのせいだよ

(あいにまみれておたがいにそまりあった)

愛に塗れて　お互いに染まり合った

(あのひびはとてもしあわせだった)

あの日々はとても幸せだった

(さよなら)

さよなら

(さよならなんてほんとうはいやなんだ)

さよならなんて本当は嫌なんだ

(こうかいとおもいでとなみだが)

後悔と思い出と涙が

(ぼくをうめつくすきみのいないへや)

僕を埋め尽くす君のいない部屋

(いろのないそらもこのまちもなにもかもがきみのにおい)

色のない空も　この街もなにもかもが君の匂い

(きれいだったねわすれられないよ)

綺麗だったね　忘れられないよ

(あなたのせいだよ)

あなたのせいだよ

(あいにまみれておたがいにそまりあった)

愛に塗れて　お互いに染まり合った

(あのひびはとてもしあわせだった)

あの日々はとても幸せだった

(さよなら)

さよなら

(きれいだったねわすれられないよ)

綺麗だったね忘れられないよ

(あなたのあなたのせいだよ)

あなたの　あなたのせいだよ

(あいにまみれておたがいにそまりあった)

愛に塗れて　お互いに染まり合った

(あのひびはとてもしあわせだった)

あの日々はとても幸せだった

(さよなら)

さよなら

(かわききってからまったいとがほどけるように)

渇ききって絡まった糸が解けるように

(そっとあなたのきおくにいざなわれる)

そっとあなたの記憶に誘われる