泣いてチンピラ　/ 長渕剛

(ないてないてないてちんぴらになりてえ)

泣いて　泣いて　泣いて　チンピラになりてえ

(ないてないてないてちんぴらになりてえ)

泣いて　泣いて　泣いて　チンピラになりてえ

(あけてもくれてもけんかでぱくられいきがった)

明けても　暮れても　喧嘩でパクられ　イキがった

(はなのみやこにあこがれてとんできたはぐれどり)

花の都に　憧れて　飛んできた　はぐれ鳥

(のがれのがれてやぶれたふすまにもたれて)

のがれ　のがれて　破れた　襖（ふすま）にもたれて

(ながすなみだをひとつなめた)

流す涙を　ひとつなめた

(ああゆうじょうあいじょうにんじょうなにかがたりねえ)

ああ　友情　愛情　人情　何かが　足りねえ

(ああひざをかかえすべてぶっこわしたよるｗｏｏｗｏｏｗｏｏ)

ああ　膝を　抱え　全て　ぶっ壊した夜　woo woo woo

(ずらかちまったほうがましだとかんがえたあさ)

ずらかちまった方が　ましだと　考えた朝

(かみこっぷのみそしるをかじればてんじょうがわらう)

紙コップの　味噌汁を　かじれば　天井が笑う

(はだかでんきゅうぶらさがったへやで)

裸電球　ぶらさがった　部屋で

(しのびないてるおんなはなおかなしくて)

忍び泣いてる　女は　なお　哀しくて

(ああつめをかんでつよくおまえをだきしめた)

ああ　爪を噛んで　強く　お前を　抱きしめた

(ああふいてきたぜおくびょうかぜがふいてきたｗｏｏｗｏｏｗｏｏ)

ああ　吹いてきたぜ　臆病風が　吹いてきた　woo woo woo

(ろくしゃくたらずのごしゃくのやせこけたからだで)

六尺足らずの　五尺の　やせこけた体で

(させばかんごくさされればじごくのくさったまちで)

刺せば監獄　刺されれば　地獄の　腐った街で

(どうせかなわぬはかないゆめなら)

どうせ　かなわぬ　はかない夢なら

(ちってくるってすてみでいきてやれよと)

散って　狂って　捨て身で　生きてやれよと

(ああせなかまるめこえをころしおもいきり)

ああ　背中丸め　　声を殺し　思い切り

(ああないてないてないてちんぴらになりてえ)

ああ　泣いて　泣いて　泣いて　チンピラになりてえ

(ないてないてないてちんぴらになりてえ)

泣いて　泣いて　泣いて　チンピラになりてえ

(ないてないてないてちんぴらになりてえ)

泣いて　泣いて　泣いて　チンピラになりてえ