心恋花火

(あかみおびるりゆうはあかねのそらのせいにしているきょりがここちよくて)

赤み帯びる理由は　茜の空のせいに　している距離が心地良くて

(まだなれないさしげたはいてあるくきみとぼくのよいまち)

未だ慣れない差し下駄履いて　歩く君とボクの宵待

(こころにきみのいろうつり)

心に君の色移り

(うたえやおどれやよるのとばりうきあしだつことばのとおり)

歌えや踊れや　夜の帳　浮き足立つ　言葉の通り

(ずっとあのひがつづいていくなんてゆめをみる)

ずっとあの日が続いていくなんて　夢をみる

(ゆうやみとわにきみのとなりこのせかいはゆめかとばかり)

夕闇　永久に君の隣　この世会は夢かと許り

(とうかによってそまるくろかみふりむいてはかなしはにかむそら)

燈火に寄って染まる黒髪　振り向いては愛し　含羞む空

(よいのはなにまつりばやしきこえませんようにうらごいし)

宵の華に祭囃子　聞こえませんように　心恋し

(いつかはおっていたこいのころもきみにあいたいあいたい)

いつか羽織っていた恋の衣　君に会いたい　会いたい

(ほそくちいさなすずのこえひびくてれてむくちなきみのてひいたあのひのこと)

細く　小さな　鈴の声響く　照れて無口な君の手引いた　あの日のこと

(ぼくはちっともわすれちゃいないよきみのぜんぶをおぼえているよ)

ボクはちっとも忘れちゃいないよ　君の全部を覚えているよ

(やくそくしたんだわすれない)

約束したんだ忘れない

(むつみあってなでしここちょうのゆめやみをはらってよはなあかり)

睦み合って撫子　胡蝶の夢　闇を祓ってよ　花あかり

(ずっとあのひからふみだせないでいるきみにこいしている)

ずっとあの日から踏み出せないでいる　君に恋している

(ゆうなぎのようにとぎるひかりこのよはぼくときみのふたり)

夕凪のように途切る光　この世はボクと君のふたり

(ほてるほおにみだれるかみかきわけるしぐさみとれるそら)

火照る頬に乱れる髪　掻き分ける仕草　見惚れる空

(ぱっとひらいたはなびのようにこのこころうちあけられたら)

パッと開いた花火のように　この心　打ち明けられたら

(きょうのみらいはかわっていたのかなあぽつりつぶやくつぶやく)

今日の未来は変わっていたのかなあ　ぽつり呟く　呟く

(もうすぐはなびがあがるよるになってきえそうな)

もうすぐ花火が上がる　夜になって消えそうな

(そらにはなびがあがるきみがきっとすきそうな)

空に花火が上がる　君がきっと好きそうな

(もういちどきみとふたりもういちどだけでいいよ)

もう一度君とふたり　もう一度だけでいいよ

(あのなつのひとおなじきれいだねって)

あの夏の日と同じ　綺麗だねって

(ゆうやみとわにきみのとなりこのせかいはゆめかとばかり)

夕闇　永久に君の隣　この世会は夢かと許り

(とうかによってそまるくろかみふりむいてはかなしはにかむそら)

燈火に寄って染まる黒髪　振り向いては愛し　含羞む空

(よいのはなにまつりばやしきこえませんようにうらごいし)

宵の華に祭り囃子　聞こえませんように　心恋し

(いつかはおっていたこいのころもきみにあいたいあいたい)

いつか羽織っていた恋の衣　君に会いたい　会いたい

(ぼくはずっとかわらずあのひのまま)

ボクはずっと変わらずあの日のまま

(きみにすきといいたい)

君に好きと言いたい