ブルーハワイ/とた

(ほらしんごうのてんめつで)

ほら、信号の点滅で

(でんしゃのそくどもこえそうだ)

電車の速度も越えそうだ

(しょうそうかんどうしようか)

焦燥感どうしようか

(しめったいきがせなかをはしりつたう)

湿った息が背中を走りつたう

(きんちょうはしてないよ)

緊張は、してないよ

(ほんとうはふつかもまえからなかなかねむりにつけない)

本当は2日も前からなかなか眠りにつけない

(ゆかたすがたをそうぞうしちゃって)

浴衣姿を想像しちゃって

(またせちゃったごめんねとわらうきみが)

待たせちゃった？ごめんね、と笑う君が

(いとしくてまぶしくてなつがかそくする)

愛しくて眩しくて夏が加速する

(きみはぶるーはわいおなじあじではない)

君はブルーハワイ同じ味ではない

(めをつむってもはなつまっても)

目を瞑っても鼻詰まっても

(きみをさがしあてるよ)

君を探し当てるよ

(きみはぶるーはわいずっとそばにいたい)

君はブルーハワイずっとそばにいたい

(まつりばやしなかそのこえをかきわけるよ)

祭囃子中、その声を掻き分けるよ

(とけないであまいまほう)

溶けないで甘い魔法

(もうそうじゃもうちょっと)

妄想じゃもうちょっと

(じょうずにきみのてをひいてたんだけれど)

上手に君の手を引いてたんだけれど

(はぐれないように)

はぐれないように

(せいいっぱいのりゆうをつけて)

精一杯の理由をつけて

(なさけないなうるさくなくせみのほうが)

情けないなうるさくなくセミのほうが

(ぼくよりよっぽどあいをさけんでる)

僕よりよっぽど愛を叫んでる

(きみはぶるーはわいおなじあじではない)

君はブルーハワイ同じ味ではない

(めをつむってもはなつまっても)

目を瞑っても鼻詰まっても

(きみをさがしあてるよ)

君を探し当てるよ

(きみはぶるーはわいずっとそばにいたい)

君はブルーハワイずっとそばにいたい

(なんてくちにするにははやすぎる)

なんて口にするには早すぎる？

(あおいままとけないでなつのまほう)

青いまま解けないで夏の魔法

(かやくのにおいもはかなくきえる)

火薬の匂いも儚くきえる

(ちいさなつぼみもひらいてはちる)

小さな蕾もひらいては散る

(だけどなつがおわっても)

だけど夏が終わっても

(あきがきたってもう)

秋がきたってもう

(あいするきもちはもえたまま)

愛するきもちは、もえたまま

(きみはぶるーはわいあたまいたいくらい)

君はブルーハワイ頭痛いくらい

(かんがえられるよきみのことは)

かんがえられるよ君のことは

(かだいはてつかずだけど)

課題は手付かずだけど

(きみはぶるーはわいずっとそばにいてね)

君はブルーハワイずっとそばにいてね

(まつりばやしなからいねんもってささやいた)

祭囃子中、来年もってささやいた

(とけないであまいまほう)

溶けないで甘い魔法