人間が大好きなこわれた妖怪の唄
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歌詞(問題文)
(くらいきりのそばできこえるみずのおと)
暗い霧のそばで 聞こえる水の音
(みえないすがたにはきづかずおいかけて)
見えない姿には 気づかず追いかけて
(どこでおどりますかきかいのわるつ)
どこでおどりますか 機械のワルツ
(なにもしらないまままよいこむのだあれ)
なにも知らないまま 迷いこむのだあれ?
(とらわれうばわれあおいひとみ)
囚われ 奪われ 蒼い瞳
(にげだすことなんてできない)
逃げ出すことなんて できない
(こわしてもどしてもとのかたちわからなくなれ)
壊して 戻して もとのかたち わからなくなれ
(ぐうぜんなうんめいもきかいじかけ)
偶然な運命も 機械仕掛
(さからうことなんてできない)
逆らうことなんて できない
(りょうてをのばしてつたえる)
両手を伸ばして伝える
(ようかいにこいした)
妖怪に恋した
(ふかいやみのなかにくぐもるみずのおと)
深い闇のなかに くぐもる水の音
(かさねたゆびさきはこぼれたゆめをみる)
重ねた指先は 零れた夢を見る
(なにをふるえてるのおびえているの)
なにを震えてるの 怯えているの
(せめてありのままをさらしてくれますか)
せめてありのままを 晒してくれますか
(ゆらしてからしてみどりのかみ)
揺らして 枯らして 翠の髪
(はなれることなんてさせない)
離れることなんてさせない
(こわれてこわれて)
請われて 毀れて
(なにもかもがどこかへいった)
なにもかもが どこかへいった
(せんめいにせんれつにあつくもえて)
鮮明に 鮮烈に 熱く燃えて
(ちかづくことさえできない)
近づくことさえできない
(りょうてをつかんでつたえる)
両手を掴んで伝える
(にんげんにこいした)
人間に恋した
(やがておわりがくるふたりのわるつ)
やがて終わりが来る 二人のワルツ
(どうかなまえさえもわすれてくれますか)
どうか名前さえも 忘れてくれますか
(なくしてもどしてもとのばしょに)
失くして戻してもとの場所に
(かんじょうはぎゃくりゅうできない)
感情は逆流できない
(つよくねがうほどはなれていく)
強く願うほど離れていく
(ようかいはきづいた)
妖怪は気づいた
(ぐうぜんなうんめいもきかいじかけ)
偶然な運命も 機械仕掛
(わかれはとつぜんさいごに)
別れは突然 最後に…
(こわれたひよさよなら)
恋われた日よ さよなら
(だいすきなにんげん)
大好きな人間
(こわれたようかいのうた)
壊レタ妖怪ノ歌
(しろいかべのばしょでこころだけがこわれて)
白い壁の場所で 心だけが壊れて
(きりのなかをさがすよるにとりのこされた)
霧のなかを探す 夜にとり残された