Arcana／Myuk

(たびのはなしをしよう)

旅の話をしよう

(かれはさきとうにまじゅつし)

枯れ葉咲き塔に魔術師

(あすふぁるとのこるちのり)

アスファルト残る血糊

(このめでみたすべて)

この目で見た全て

(このうたでこのこえでしるす)

この歌でこの声で記す

(さいのうってしんじるかい？)

才能って信じるかい?

(かみさまってしんじるかい？)

神様って信じるかい?

(それをみてきたって)

それを見てきたって

(いえばまほうをさしんじるかい？)

言えば魔法をさ信じるかい?

(じぶんがちっぽけだとおもうかい？)

自分がちっぽけだと思うかい?

(もえさかるかざんのなかで)

燃え盛る火山の中で

(やかれずにあるくひとがいた)

焼かれずに歩く人がいた

(こおりつくだいちのうえを)

凍りつく大地の上を

(すあしであるくひとがいた)

素足で歩く人がいた

(わたしはどちらにもなれず)

私はどちらにもなれず

(すぐにそこからにげだした)

すぐにそこから逃げ出した

(それをりゅっくさっくとともにせおっている)

それをリュックサックと共に背負っている

(あらしがまたくれば)

嵐がまた来れば

(かぜうがちあめはじき)

風穿ち　雨弾き

(さからうようにこえからし)

逆らうように声枯らし

(いきてゆくのなら)

生きてゆくのなら

(あやまちもまちがいではないぜ)

過ちも間違いではないぜ

(てんさいといわれたまじゅつしが)

天才と言われた魔術師が

(いつからかすがたをけしてた)

いつからか姿を消してた

(なぁしんでしまえばそこでおわりだ)

なぁ死んでしまえばそこで終わりだ

(でもしにざまにまたあこがれた)

でも死に様にまた憧れた

(そんなじぶんがさいやになって)

そんな自分がさ嫌になって

(かけた)

駆けた

(ただひたすらかけた)

ただひたすら駆けた

(あさやけがとてもきれいで)

朝焼けがとても綺麗で

(やきつけてそれをうたにした)

焼き付けてそれを歌にした

(いやなことばっかなかこも)

嫌なことばっかな過去も

(あるばむでみればきれいだった)

アルバムで見れば綺麗だった

(きれいなものといやなもの)

綺麗なものと嫌なもの

(すべてをここにつめこんだ)

全てをここに詰め込んだ

(そしたらうつくしさのいみしったきがした)

そしたら美しさの意味知った気がした

(きせつがまためぐれば)

季節がまた巡れば

(さくらちりそらかげり)

桜散り　空陰り

(しにばなさかすこがらし)

死に花咲かす木枯し

(おわりはいとしいね)

終わりは愛しいね

(てばなしてさはじめてきづく)

手放してさ初めて気付く

(あらしがまたくれば)

嵐がまた来れば

(かぜうがちあめはじき)

風穿ち　雨弾き

(さからうようにこえからし)

逆らうように声枯らし

(いきてゆくのなら)

生きてゆくのなら

(あやまちもまちがいではないぜ)

過ちも間違いではないぜ

(あやまちもまちがいではないぜ)

過ちも間違いではないぜ

(たびのさなかさまだ)

旅の最中さ　まだ

(いきいそぎあやまちばかり)

生き急ぎ過ちばかり

(まだとちゅうはさむしおり)

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(このめでみたすべて)

この目で見た全て

(これからもこのこえでしるす)

これからもこの声で記す