ラベンダー

(たとえばきみに)

例えば君に

(いなくなってほしくないひとができたとしてもうであえないこんなひとは)

「居なくなって欲しくない人が出来たとして もう出会えない こんな人は」

(なんていうのがきみだとつたえたって)

なんていうのが君だと伝えたって

(まがっていることばだからうけとりずらくおもうかな)

曲がっている言葉だから受け取りずらく思うかな

(やりなおしだなんてわらわれるな)

やり直しだなんて笑われるな

(すきになってくきみをすきになってく)

好きになってく 君を好きになってく

(であったひよりてがなじむのにきづく)

出会った日より手が馴染むのに気付く

(ゆるぎなくてせつなくなるむねがいたむばしょとおなじばしょで)

揺るぎなくて切なくなる 胸が痛む場所と同じ場所で

(きみのなまえをつけたひとはそのひとはてんさいなのか)

君の名前を付けた人はその人は天才なのか

(なんどよんでもあいちゃくがすりへるどころかましてくるから)

何度呼んでも愛着が擦り減るどころか増してくるから

(にあっていることばがおおすぎるよきみってひとは)

似合っている言葉が多すぎるよ君って人は

(わるいいみじゃないよほめてるのさ)

悪い意味じゃないよ 褒めてるのさ

(きみはしってるぼくがじぶんをしってるよりもきみのほうがぼくのことをしってる)

君は知ってる 僕が自分を知ってるよりも君の方が僕のことを知ってる

(ちいさなことでなやむぼくのことをきみのそんざいがだきしめた)

小さなことで悩むぼくのことを 君の存在が抱きしめた

(ぼくがいてもいなくてもこのまままわっていくんだとおもうけれど)

僕が居ても居なくても このまま廻っていくんだと思うけれど

(きみがぼくいがいにしあわせにされるなんていやだよ)

君が僕以外に幸せにされるなんて嫌だよ

(すきになってくきみをすきになってく)

好きになってく 君を好きになってく

(きみのやさしさがぼくにもいきづく)

君の優しさが僕にも息づく

(はだのぬくもりなんかよりもここにはあたたかいばしょが)

肌の温もりなんかよりもここには暖かい場所が

(すきになってくきみをすきになってく)

好きになってく 君を好きになってく

(であったひのながさがこれからをきずく)

出会った日の長さがこれからを築く

(くちにせずともおもってくれてたらいいな)

口にせずとも思ってくれてたらいいな

(あなたでよかったって)

あなたで良かったって

(たとえばきみに)

例えば君に

(うまれかわってもであえたらまたえらんでほしい)

生まれ変わっても出会えたら また選んで欲しい