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(かぜよまえかわいただいちにわかれをつげるまで)

風よ舞え　乾いた大地に別れを告げるまで

(よぞらをこがせ)

夜空を焦がせ

(やみのなかへまだみぬあすにさいごのやをときはなとう)

闇の中へ　まだ見ぬ明日に最後の矢を解き放とう

(たおれるまで)

倒れるまで

(いつかはだれもがちりとなりきえるのなら)

いつかは誰もが塵となり消えるのなら

(おれだけはこのままさいごまでわらってたい)

オレだけはこのまま最後まで嗤ってたい

(わかってるさふるえるほどこわいことだらけさ)

わかってるさ　震えるほど恐いことだらけさ

(おまえのそばでほほえみながらくちはてよう)

オマエの傍で微笑みながら　朽ち果てよう

(かぜよまえかわいただいちにわかれをつげるまで)

風よ舞え　乾いた大地に別れを告げるまで

(よぞらをこがせ)

夜空を焦がせ

(やみのなかへまだみぬあすにさいごのやをときはなとう)

闇の中へ　まだ見ぬ明日に最後の矢を解き放とう

(たおれるまでうつくしくあれ)

倒れるまで　美しくあれ

(せいじゃくをこわすあめがひびわれただいちにとう)

静寂を毀す雨がひび割れた大地に問う

(はてるまであだすことにどんないみがあるのかと)

「果てるまで仇すことにどんな意味があるのか…」と

(わかってるさくやしいけどかわらぬことばかりさ)

わかってるさ　悔しいけど変わらぬことばかりさ

(じごくのはてにたどりつくまでやきつくせ)

地獄の果てに辿り着くまで　焼き尽くせ

(あめにもたれそのながしたなみだのあとがきえるまで)

雨に凭れ　その流した涙の跡が消えるまで

(ただみつめてた)

ただ見つめてた

(ゆめをだいてくちはてたおまえのからだひきよせた)

夢を抱いて　朽ち果てたオマエの躯　引き寄せた

(いのりよとどけやすらかにねむれ)

祈りよ届け　安らかに眠れ

(こんなおわりかたでわかれのことばさえも)

こんな終わり方で別れの言葉さえも

(なにもいえないまま)

何も言えないまま

(だからせめてうまれかわれたとしたら)

だからせめて生まれ変われたとしたら

(またあのひのようにめぐりあいたい)

またあの日のように巡り会いたい

(かぜよまえよあけにやかれちりになるときまで)

風よ舞え　夜明けに灼かれ塵になる瞬間まで

(いのちをとして)

命を賭して

(といきかさねおまえだいてさいごのやをときはなとう)

吐息重ね　オマエ抱いて最後の矢を解き放とう

(わかれそえて)

別れ添えて

(いまはまだえがいたあすがおとずれはしないけど)

今はまだ　描いた明日が訪れはしないけど

(ひとみをとじて)

瞳を閉じて

(かがやいてたむじゃきなほほえみをうかべていたあのひ)

輝いてた…　無邪気な微笑みを浮かべていたあの日…

(あのひにみたおれたちのゆめがかなうために)

あの日に見たオレたちの夢が叶うために

(うつくしくちれ)

美しく散れ