そばにいて。／『ユイカ』

(ぶかつがえりきみとわらう)

部活帰り君と笑う

(まえがみはきにせずに)

前髪は気にせずに

(きみのほはばにあわせ)

君の歩幅に合わせ

(あるくゆうぐれたみち)

歩く夕暮れた道

(ちょっとこんびにでもよる)

「ちょっとコンビニでも寄る?」

(いいよあいすたべたいな)

「いいよ, アイス食べたいな」

(おごったりしないから)

「奢ったりしないから!」

(わかってるって)

「わかってるって （笑）」

(いつもきみがひだりで)

いつも君が左で

(わたしがみぎをあるく)

私が右を歩く

(たまにはんたいになると)

たまに反対になると

(なんかちがうっていいあって)

「なんか違う!」って言い合って

(いつのまにかできあがった)

いつのまにかできあがった

(ふたりのかんけいは)

2人の関係は

(ともだちいじょうで)

友達以上で

(こいびといじょうです)

恋人以上です

(すれちがうときももちろんあって)

すれ違う時ももちろんあって

(かおもみたくないってうそをつく)

「顔も見たくない」って嘘をつく

(もうしらないってつきはなされて)

「もう知らない!」って突き放されて

(それでもごめんっていえなくて)

それでも「ごめん」って言えなくて

(ひとりいえにかえって)

1人家に帰って

(くらいきもちでべっどにとびこんで)

暗い気持ちでベッドに飛び込んで

(きょうのうちになかなおりしよう)

今日のうちに仲直りしよう

(おたがいきどくがつく)

お互い既読がつく

(きょうはごめんね)

「今日はごめんね」

(ふたりいっしょにわらっちゃうよ)

2人一緒に笑っちゃうよ

(わたしらきっときらいになれない)

私らきっと嫌いになれない

(いつかあらわれるうんめいのひとが)

いつか現れる運命の人が

(きみにやきもちやいちゃうかも)

君にヤキモチ妬いちゃうかも

(なんてね)

なんてね

(きみがそばにいて)

君がそばにいて

(わたしがすきになるひとと)

私が好きになる人と

(きみがすきになるひとは)

君が好きになる人は

(ほんとにてもにつかなくて)

ほんと似ても似つかなくて

(おたがいりかいできない)

お互い理解できない

(でもそのほうが)

「でもその方が

(とりあわなくていいじゃん)

取り合わなくていいじゃん!」

(そうわらってたきみが)

そう笑ってた君が

(いちばんなんです)

いちばんなんです

(きみがいなくてもいきていける)

君がいなくても生きていける

(なにもしなくてもあさはくる)

何もしなくても朝は来る

(でもきみがいないまいにちは)

でも君がいない毎日は

(とうふがはいってないみそしるみたい)

豆腐が入ってない味噌汁みたい

(なんだそれってきっと)

「なんだそれ」ってきっと

(わらっているだろうきみってやつは)

笑っているだろう君ってやつは

(わたしはいたってしんけんだよ)

私は至って真剣だよ?

(おたがいめをあわせ)

お互い目を合わせ

(ばかばかしいね)

「ばかばかしいね」

(ふたりいっしょにわらっちゃえば)

2人一緒に笑っちゃえば

(わたしらいやなことでもわすれる)

私ら嫌なことでも忘れる

(いつかあらわれるうんめいのひとが)

いつか現れる運命の人が

(わたしにやきもちやいちゃうかも)

私にヤキモチ妬いちゃうかも

(なんてね)

なんてね

(きみがそばにいて)

君がそばにいて

(ふたりいっしょにわらっていよう)

2人一緒に笑っていよう

(わたしらきっとこれからなんじゅうねんも)

私らきっとこれから何十年も

(そばにいるってやくそくは)

そばにいるって約束は

(しないけどしなくてもだいじょうぶさ)

しないけどしなくても大丈夫さ

(だって)

だって

(わたしがそばにいる)

私がそばにいる