絡み合う因縁

(だれしもひとりであゆんできた)

誰しも1人で歩んできた

(あまりにちがうそれぞれのみち)

あまりに違うそれぞれの道

(よびよせられていまここでまじわるいんがなえん)

呼び寄せられて今ここで交わる因果な縁

(それはかたくむすばれたきずな)

それは固く結ばれた絆

(それともいんねんのしがらみ２１ぽんのしんねん)

それとも因縁のしがらみ 21本の信念

(おれがおまえをえいゆうにするおれがあたえるものを)

俺がお前を英雄にする俺が与えるものを

(こばむな)

拒むな

(まほうつかいであることをかくすなはじるな)

魔法使いであることを隠すな 恥じるな

(おれがおまえをかならずまもるそれがおれたちの)

俺がお前を必ず守る それが俺たちの……

(こころをうらぎればやくそくやけいやくをやぶれば)

心を裏切れば 約束や契約を破れば

(まりょくをうしなう)

魔力を失う……

(たとえだまされたやくそくでも)

例え騙された約束でも

(いまこうしておまえがとなりにいてくれるなら)

今こうしてお前が隣にいてくれるなら

(りそうのじだいをめざしてひたすらにかけてゆく)

理想の時代を目指してひたすらに駆けてゆく

(あのひとのそのせなかをさいごまでおいつづけた)

あの人のその背中を最後まで追い続けた

(りそうのじだいをめざしてひたすらにかけてきた)

理想の時代を目指してひたすらに駆けてきた

(ぼくはただかつてのともを)

僕はただかつての友を

(さいごまでしんじたかっただけ)

最後まで信じたかっただけ

(いくぞぼくについてこいぼくからはぐれるな)

行くぞ僕に着いてこい 僕からはぐれるな

(そういったせなかけっしてわすれません)

そう言った背中決して忘れません

(いきのびたぼくにできるのは)

生き延びた僕に出来るのは

(のろうことだけ)

呪うことだけ……

(ぼくのせなかなんておってなにになるついてくるな)

僕の背中なんて追って何になる？着いてくるな

(はぐれてまいごなるのがおちだ)

はぐれて迷子なるのがオチだ

(いまはのろうことだけのぼくだから)

今は呪うことだけの僕だから

(しにかけるたびにがちぎれして)

死にかけるたびにガチギレして

(つきあいきれねえっておまえはいってた)

付き合いきれねえってお前は言ってた

(だがむちゃないきかたしかできねえのがおれだ)

だが無茶な生き方しかできねえのが俺だ

(たんきなばかにみえてそうじゃない)

短気な馬鹿に見えてそうじゃない

(めんどうみがよくてついていきたいとおもわせる)

面倒見が良くて着いていきたいと思わせる

(だがむちゃないきかたはごめんだ)

だが無茶な生き方はごめんだ

(うらぎられたとはおもいたくねえ)

裏切られたとは思いたくねえ

(しにぎわにたちあうきはねえ)

死に際に立ち会う気はねえ

(まさか)

まさか

(こんなかたちで)

こんな形で

(ふたたびまじわるとはな)

再び交わるとはな

(じぶんのしきをよかんしたはは)

自分の死期を予感した母

(それをしってなきだすわたしに)

それを知って泣き出す私に

(みすらおじさんはことばをかけてくれた)

ミスラおじさんは言葉をかけてくれた

(あなたとあなたのおとうとはおれがまもります)

「あなたとあなたの弟は俺が守ります」

(かんちがいかなひとちがいかな)

勘違いかな人違いかな

(あいたいわたしのあしながおじさん)

会いたい私のあしながおじさん

(おれのことをまほうつかいだとやつはみぬいた)

俺のことを魔法使いだと奴は見抜いた

(あしもとにもおよばずうばわれたおれのかため)

足元にも及ばず奪われた俺の片目

(なかまかばいけんをふるきみえほんのきしさまのよう)

仲間庇い剣を振る君絵本の騎士様のよう

(からかうのがたのしくてうばったのはきみのかため)

からかうのが楽しくて奪ったのは君の片目

(かならずとりもどす)

必ず取り戻す

(きらいだよこんないろ)

嫌いだよこんな色

(とりもどしてみせる)

取り戻してみせる

(ひさびさにみあげたひかりのようないろなんて)

久々に見上げた光のような色なんて

(おれのひだりめ)

俺の左目

(だいきらい)

大嫌い

(いいまかされてくやしかった)

言い負かされて悔しかった

(いいかえせなくてくやしかった)

言い返せなくて悔しかった

(だからぼくはつよくなりたい)

だから僕は強くなりたい

(つよいまほうをおしえてほしいです)

強い魔法を教えてほしいです……

(よげんのこどもよいまはまだおさなくあれ)

予言の子どもよ今はまだ幼くあれ……

(いまここでまじわるいんがなえん２１ぽんのしんねん)

今ここで交わる因果な縁 21本の信念

(それはきずなか)

それは絆か

(それともしがらみか)

それともしがらみか

(みてきたけしきは)

見てきた景色は

(おどろくほどにちがう)

驚くほどに違う

(これからみるけしきはわれわれがみすえるまえは)

これから見る景色は我々が見据える前は

(これからみるけしきはみんなとみすえるまえ)

これから見る景色はみんなと見据える前