プルメリア。

(おしつぶされて どうせおなじでいきをのむわ)

押しつぶされて どうせ同じで息をのむわ

(あたりまえのことだとおもいだす どこにでもあるあいにはりおとす)

当たり前の事だと思い出す 何処にでもある藍に針落とす

(あれからいくどもはねをのばすには どこかにげてしまえばわらえるか？)

あれから幾度も羽を伸ばすには 何処か逃げてしまえば笑えるか？

(あたりをみわたすのはもうおそい かさなるきみのかげからぼくはきっと、はいになった)

辺りを見渡すのはもう遅い 重なる君の影から僕は屹度、灰になった

(あせるかんじょうぼくらはなにをもとめ きみとふたりつきにこう。)

焦る感情僕らは何を求め 君と二人月に請う。

(たてかえたことばがれつになり ゆれるうそにかちをぷるめりあ)

立て替えた言葉が列になり 揺れる嘘に価値をプルメリア

(どうやってあだばななものに みみをふさいであえいできみをまとう？)

どうやって徒花な物に 耳を塞いで喘いで君を待とう？

(おそろいのしせんがうずをまき いまだけここにいれる)

お揃いの視線が渦を巻き 今だけここに居れる

(たいしたまがいものです)

たいしたまがい物です

(そりゃやってみりゃ なにもわからぬままでおわるだけ)

そりゃやってみりゃ 何も分らぬままで終わるだけ

(６をそえてだいぶんうえたなぁ いたみをもっとちょうだい)

6を添えて大分餓えたなぁ 傷みをもっと頂戴

(お～らい)

お～らい

(これじゃまだたりない！ かみさまのぎむでかたにはまってとおりゃんせ)

これじゃまだ足りない！ 神様の義務で型に嵌ってとおりゃんせ

(どれをえらんだってたりない！ わたりどりになるか、すべてがぜろになるか)

どれを選んだって足りない！ 渡り鳥になるか、全てが零になるか

(ぷらいど)

プライド

(そうやってつどってのぞんだ さいていだったぼくらのこうだいなしさん、じょれつとともに)

そうやって集って臨んだ 最低だった僕らの広大な資産、序列と共に

(えらばれてむさくいにおちるのが やくそくにしてはおちがないな)

選ばれて無作為に堕ちるのが 約束にしてはオチがないな

(たいど そらがくもっておてんどうさんもにらんでいるな)

態度 空が曇ってお天道さんも睨んでいるな

(もう、わかんないよ そこなしのこうにまさるものってほかにあるの？)

もう、分かんないよ 底なしの幸に勝る物って他にあるの？

(ただみぎによせてるのがきせき かさなるきみのかげからぼくはきっと、はいになった)

ただ右に寄せてるのが奇跡 重なる君の影から僕は屹度、灰になった

(たぎるかんじょうはなばなはあさをもとめ そらをみあげよるにとう。)

滾る感情花々は朝を求め 空を見上げ夜に問う。

(はりかえたいびつなわだかまりばなし。 きみのことさぷるめりあ)

張り替えた歪な蟠り話。 君の事さプルメリア

(どうやってこれからを おりのなかでまもりぬいていったらいい？)

どうやってこれからを 檻の中で守り抜いていったらいい？

(おそろいのしせんがうずをまき いまだけここにいれる)

お揃いの視線が渦を巻き 今だけここに居れる

(あえなくごりんじゅうです かたちってのはさいをいとわずしぜんでいることだ)

敢無くご臨終です カタチってのは賽を厭わず自然でいることだ

(８をふんでだいぶんこりたなぁ もっとうってちょうだい)

8を踏んで大分懲りたなぁ もっと打って頂戴

(じょうがい！)

場外！

(やっぱまだたりない！ かみさまのぎむでわなにはまっておぼれてる)

やっぱまだ足りない！ 神様の義務で罠に嵌っておぼれてる

(どれをえらんだってたりない！ わたりどりになるか、すべてがぜろになるか)

どれを選んだって足りない！ 渡り鳥になるか、全てが零になるか