ムウ

(めをさますとかぞえきれないしせんとよくのかげががめんごしうごめいていた)

目を覚ますと数え切れない視線と欲の影が画面越し蠢いていた

(きじょうのくうろん)

机上の空論

(ただしいだけじゃなにもえられないとわかりながらまちがってきた)

正しいだけじゃ何も得られないと解りながら間違ってきた

(とまることはないよとめられもしないよ)

止まることはないよ　止められもしないよ

(きがじゅくすまでしきをついやすだけさ)

機が熟すまで四季を費やすだけさ

(さきにうまれようがあとにうまれようがおなじざんきだ)

先に生まれようが　後に生まれようが　同じ残機だ

(しをまつようにあいをまつぼくらは)

死を待つように愛を待つ僕らは

(だれもがせいかいなんてもとめて)

誰もが正解なんて求めて

(はじめてあいにふれたけものみたいに)

初めて愛に触れた獣みたいに

(いかれたしんじつをめざしてすすむのさ)

いかれた真実を目指して進むのさ

(あてぃちゅーどにまよってそりちゅーどにまよって)

アティチュードに迷って　ソリチュードに迷って

(なみだをせいざのようにならべたらいつか)

涙を星座のように並べたらいつか

(しをまつようにあいをまつぼくらに)

死を待つように愛を待つ僕らに

(おおてをふってさよならさ)

大手を振ってさよならさ

(はいせんすぶってしょうもうしはてるしんせい)

『ハイセンスぶって消耗し果てる新星』

(あらがったふりきったせいぞんばいあすを)

抗った 振り切った　生存バイアスを

(あんぜんけんじゃみちたりぬたでのはな)

『安全圏じゃ満ち足りぬ蓼の花』

(かれたってまたさいたからえたとろふぃー)

枯れたって また咲いたから　得たトロフィー

(ありったけのふこうふじょうりもりゆうにおきかえよう)

ありったけの不幸・不条理も理由に置き換えよう

(みかけだおしぶきやぼうぐでもいいよそうびしてこう)

見掛け倒し武器や防具でもいいよ装備してこう

(そうやっていなくてもだいじょうぶなぼくをひていしていく)

そうやって“居なくても大丈夫な僕”を否定していく

(とまることはないよとめられもしないよ)

止まることはない世　止められもしない世

(きがじゅくすまでしきをついやすだけなら)

機が熟すまで士気を費やすだけなら

(あまたのかもふかもない)

数多の可も不可もない

(ｎｐｃたちとおなじなんだ)

NPC達と同じなんだ

(しをまつようにあいをまつぼくらは)

死を待つように愛を待つ僕らは

(だれもがけんぜんなんてもとめてないから)

誰もが健全なんて求めてないから

(あいにうえたけものみたいに)

愛に飢えた獣みたいに

(しんくなげんじつがみせるゆめにおぼれる)

辛苦な現実が見せる夢に溺れる

(あてぃちゅーどにまよってそりちゅーどにまよって)

アティチュードに迷って　ソリチュードに迷って

(ときにはがめんのおくをてきにまわしても)

時には画面の奥を敵に回しても

(しをまつようにあいをまつぼくらが)

死を待つように愛を待つ僕らが

(しあわせをつかむまではうしなったなんどまちがった)

幸せを掴むまでは　失った 何度間違った？

(けしてやりなおせないいのちのたびだが)

決してやり直せない命の旅だが

(ないとおもってたものがあるとしれる)

無いと思ってたものが有ると知れる

(でじゃぶでじゃぶ)

デジャブ デジャブ

(しをまつようにあきらめたやつらと)

死を待つように諦めた奴らと

(だれもがせいろんばっかむさぼるせかいで)

誰もが正論ばっか貪る世界で

(ずっとへらへらしてたら)

ずっとへらへらとしてたら

(からだのおくでちがうだろってきこえたんだ)

身体の奥で「違うだろ」って聴こえたんだ

(しをまつようにあいをまつぼくらは)

死を待つように愛を待つ僕らは

(だれもがせいかいなんてもとめて)

誰もが正解なんて求めて

(はじめてあいにふれたけものみたいに)

初めて愛に触れた獣みたいに

(いかれたしんじつをめざしてすすむ)

いかれた真実を目指して進む

(ひをみるよりあきらかなこたえとか)

火を見るより明らかな答えとか

(あてがわれたえんでぃんぐなんてこうよりこのこえを)

宛てがわれたエンディングなんて乞うより この声を

(あいにくるすくいやきぼうがいないときは)

会いに来る救いや希望がいない時は

(きっとおもいだしてくれ)

きっと思い出してくれ

(ららら)

ラララ

(しをまつようにあいをまつぼくらに)

死を待つように愛を待つ僕らに

(おおてをふってさよならさ)

大手を振ってさよならさ

(そしてりゆうがよあけにかがやくとき)

そして 理由が夜明けに輝く時

(ほんとうのきょうがはじまるから)

本当の今日が始まるから