あなた　　/ 手越祐也

(はるかぜふくおかをのぼればいまもかわらずさくらまう)

春風吹く　丘を　登れば　　いまも変わらず　　桜舞う

(わらいあったふたりのにちじょうはおもいでになりきえてゆくのに)

笑いあった　ふたりの　日常は　　思い出になり　消えてゆくのに

(どれくらいのあいをつたえられたらすきなのになかなくていい？)

どれくらいの　愛を伝えられたら　　好きなのに　泣かなくていい？

(とじこめられないおもいがあふれだしてわすれられない)

閉じ込められない　想いが　溢れ出して　忘れられない

(あなたのことをあいしてるただここにあなたがほしい)

あなたのことを　愛してる　　ただ心（ここ）に　あなたが欲しい

(ゆめならさめてそばにいさせていきつぎもできないほどの)

夢なら　覚めて　そばにいさせて　　息継ぎも　出来ないほどの

(かなわないこいにおぼれてもさよならなんてうそだといってよ)

叶わない恋に　溺れても　　サヨナラなんて　嘘だと言ってよ

(へやにのこるふたりのしゃしんしあわせそうにわらうのに)

部屋に残る　ふたりの写真　　幸せそうに　笑うのに

(やくそくしたあのひのみらいはときをとめてもううごかない)

約束した　あの日の　未来は　　時を止めて　もう　動かない

(どれくらいのひびをのりこえたならなみだはおもいでになるの？)

どれくらいの日々を　乗り越えたなら　　涙は　思い出になるの？

(どうすればむねにのこるこのぬくもりをわすれられるの？)

どうすれば　胸に残る　　このぬくもりを　忘れられるの？

(あなたのことをあいしてるただここにあなたがほしい)

あなたのことを　愛してる　ただ　心（ここ）に　あなたが欲しい

(ゆめならさめてそばにいさせていきつぎもできないほどの)

夢なら　覚めて　　そばにいさせて　　息継ぎも　出来ないほどの

(かなわないこいにおぼれてもさよならなんてうそだといってよ)

叶わない　恋に　溺れても　　サヨナラなんて　嘘だと言ってよ

(やがておわるうんめいならふたりはなぜであったんだろう)

やがて終わる　運命なら　　ふたりは何故　出逢ったんだろう

(わすれかたもわからなくていまでもあなたさがしてさけぶよ)

忘れ方も　わからなくて　　いまでも　あなた探して　叫ぶよ

(あなたのことをあいしてたゆめのなかでさえあいたい)

あなたのことを　愛してた　　夢の中でさえ　逢いたい

(さよならなんてうそだといってよいきつぎもできないほどの)

サヨナラなんて　嘘だと　言ってよ　　息継ぎも　出来ないほどの

(あいをおしえてくれたひとのいまはただひとりしあわせねがうだけ)

愛を　教えてくれた人の　　いまはただひとり幸せ願うだけ