深層トワイライト

(うんめいさえうそだとおもいたいんだ)

運命さえ嘘だと思いたいんだ

(しんそうとわいらいとおしえて)

深層トワイライト 教えて

(みずうみのひろくふかくくらくはいふせていた)

湖の広く深く暗く 這い伏せていた

(そう、いつかまたきれいなひかりあびて)

そう、いつかまた綺麗な光浴びて

(のぞんだから)

望んだから

(ねぇ、こわれるのくりかえして)

ねぇ、壊れるの繰り返して

(もとにもどれなくなってく)

元に戻れなくなってく

(このこえさえもなくなって)

この声さえも無くなって

(さけびつづけてはりさけそうな)

叫び続けて張り裂けそうな

(あいをください)

愛をください

(しずんだせかいのはしでおいもとめてたんだ)

沈んだ世界の端で 追い求めてたんだ

(ひとりでただもがいては)

独りでただもがいては

(なみだづたいながれつづけおぼれるんだ)

涙伝い流れ続け溺れるんだ

(かいていうずもれたの)

海底うずもれたの

(このからださえとけていく)

この体さえ溶けていく

(なにもかもあきらめられたならきおく、かなたへ)

何もかも諦められたなら 記憶、彼方へ

(そう、いつかみたきれいなしんじゅだけを)

そう、いつか見た綺麗な真珠だけを

(のぞんでいた)

望んでいた

(こわれてもけしされずに)

壊れても消し去れずに

(いたむしんぞうつかまれてく)

痛む心臓掴まれてく

(このおもいさえもとどかない)

この想いさえも届かない

(あわいきたいいっすんさきの)

淡い期待一寸先の

(やみにみせられ)

闇に魅せられ

(つかんではなしたくないよかけがえないもの)

掴んで離したくないよ かけがえないもの

(てんごくただちかくなる)

天国ただ近くなる

(あいをかなでながしつづけおぼれたんだ)

愛を奏で流し続け溺れたんだ

(といかけるしゅうえんまで)

問いかける終焉まで

(このからだごととけていく)

この体ごと溶けていく

(そばでよわくひびくけつまつのおと)

傍で弱く響く 結末の音

(くいることはなくても)

悔いることはなくても

(とわにつたうわかれつげた)

永遠に伝う別れ告げた

(おくるのははじめてのきもち)

贈るのは初めての気持ち

(ゆめからさめないで！うそでもいいから)

夢から醒めないで！嘘でもいいから

(さいごのいともすりきれて)

最後の糸も擦り切れて

(こえもすべてささげてあるけずにただ)

声も全て捧げて歩けずに ただ

(もうてをのばすことしかできない)

もう手を伸ばすことしかできない

(くずれゆくいてついたひだりて)

崩れゆく凍てついた左手

(おわりへとむかうようにしずんでく)

終わりへと向かうように沈んでく

(あいしてるそれだけがとどくなら)

「愛してる」それだけが届くなら

(もうなにもいらないから)

もう何もいらないから

(うんめいしんじていた)

運命信じていた

(しあわせあわときえて)

幸せ泡と消えて