もののけ姫

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投稿者投稿者髙橋ゆめかいいね0お気に入り登録
プレイ回数10難易度(4.2) 90秒 長文 かな
もののけ姫のセリフです

問題文

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(おまち、わたしのえものだよ)

お待ち、私の獲物だよ

(おまえうたれたのか、しぬのか)

お前撃たれたのか、死ぬのか

(このにんげんのしまつはわたしがする)

この人間の始末は私がする

(あいつはたべていい)

あいつは食べていい

(たべちゃだめ、さあいきな)

食べちゃだめ、さあ行きな

(おいでなかなおりしよう、おまえのしゅじんをはこぶからちからをかしておくれ)

おいで仲直りしよう、お前の主人を運ぶから力を貸しておくれ

(われらはにんげんをころし、もりまもるためにきた、なぜここににんげんがいる)

我等は人間を殺し、森守るために来た、なぜここに人間がいる

(わたしのむすめだ、にんげんなどどこにでもいる、じぶんのやまにもどりそこでころせばいい)

私の娘だ、人間などどこにでもいる、自分の山に戻りそこで殺せばいい

(ししがみのもりをまもるためにころすのだ、なぜここににんげんがいる)

シシ神の森を守るために殺すのだ、なぜここに人間がいる

(このにんげんのきずをししがみさまがいやした、だからころさずにかえす)

この人間の傷をシシ神様が癒やした、だから殺さずに帰す

(ししがみがにんげんをたすけた?ししがみがにんげんをいやしただと?)

シシ神が人間を助けた?シシ神が人間を癒やしただと?

(わたしたちもおともさせてください、あんなれんちゅうをしんようしちゃあだめです)

私たちもお供させてください、あんな連中を信用しちゃあだめです

(えぼしさまになにかあったらとりかえしがつかないもの)

エボシ様に何かあったら取り返しがつかないもの

(せっかくいしびやをおぼえたんだから)

折角石火矢を覚えたんだから

(だからこそみんなにここをまもってもらいたいのさ)

だからこそみんなにここを守ってもらいたいのさ

(こわいのはもののけよりにんげんのほうだからね)

恐いのはもののけより人間の方だからね

(ししがみごろしがすんだら、いろいろわかるだろうよ)

シシ神殺しがすんだら、色々わかるだろうよ

(からかされんのししょうたちがししがみのくびだけでここからてをひくもんかね)

唐傘連の師匠たちがシシ神の首だけでここから手を引くもんかね

(ひどいにおい、はながもげそう)

ひどい臭い、鼻がもげそう

(ただのけむりじゃない、わたしたちのはなをきかなくしようとしているのさ)

ただの煙じゃない、私たちの鼻を利かなくしようとしているのさ

など

(あのおんながいる、こっちにきづいている)

あの女がいる、こっちに気づいている

(みえすいたわなをはったものだ、わな?)

見え透いた罠を張ったものだ、わな?

(いのししどもをいきりたたせてもりからおびきだそうとしているのだよ)

猪どもをいきり立たせて森からおびき出そうとしているのだよ

(よほどのしかけがあるのだろう)

よほどの仕掛けがあるのだろう

(おしえなきゃ、いのししたちはうごきはじめてる、みんなやられてしまう)

教えなきゃ、猪たちは動き始めてる、みんなやられてしまう

(あ、だめ、おっことぬしさまたたりがみなんかにならないで)

あ、だめ、乙事主様タタリ神なんかにならないで

(やれやれ、あのおんなののためにのこしておいたさいごのちからなのに)

やれやれ、あの女ののために残しておいた最後の力なのに

(わなだ、やめろー、やまいぬのひめもりへかえれみすみすしぬな)

罠だ、やめろー、山犬の姫森へ帰れみすみす死ぬな

(もろ、もりとひとがあらそわずにすむみちはないのか、ほんとうにもうとめられないのか)

モロ、森と人が争わずに済む道はないのか、本当にもう止められないのか

(にんげんどもがあつまっている、きゃつらのひがじきにここにとどくだろう)

人間どもが集まっている、生奴らの火がじきにここに届くだろう

(さんをどうするきだ、あのこもみちづれにするつもりか)

サンをどうする気だ、あの子も道連れにするつもりか

(いかにもにんげんらしいてまえがってなかんがえだな)

いかにも人間らしい手前勝手な考えだな

(さんはわがいちぞくのむすめだ、もりといきもりがしぬときにはともにほろびる)

サンは我が一族の娘だ、森と生き森が死ぬときには共に滅びる

(あのこをときはなて、あのこはにんげんだぞ)

あの子を解き放て、あの子は人間だぞ

(だまれこぞう、おまえにあのこのふこうをいやせるのか)

黙れ小僧、お前にあの娘の不幸を癒せるのか

(もりをおかしたにんげんがわがきばをのがれるためになげてよこしたあかごはさんだ)

森を犯した人間が我が牙を逃れるために投げてよこした赤子はサンだ

(にんげんにもなれず、やまいぬにもなりきれんあわれでみにくいかわいいわがむすめだ)

人間にもなれず、山犬にもなりきれん哀れで醜いかわいい我が娘だ

(おまえにさんをすくえるか)

お前にサンを救えるか

(わからぬ、だがともにいきることはできる)

わからぬ、だが共に生きることはできる

(どうやっていきるのだ、さんとともににんげんとたたかうというのか)

どうやって生きるのだ、サンと共に人間と戦うというのか

(ちがう、それではにくしみをふやすだけだ)

違う、それでは憎しみを増やすだけだ

(こぞう、もうおまえにできることはなにもない)

小僧、もうお前にできることはなにもない

(おまえはじきにあざにくいころされるみだ、よあけとともにここをたちされ)

お前は直にあざに食い殺される身だ、夜明けと共にここを立ち去れ

(あしあとをたどってきたのですが、さとにおりたとたんわからなくなりました)

足跡を辿ってきたのですが、里に降りた途端わからなくなりました

(よみがえってもここはもうししがみのもりじゃない、ししがみさまはしんでしまった)

蘇ってもここはもうシシ神の森じゃない、シシ神様は死んでしまった

(ししがみはしにはしないよ、いのちそのものだから、せいとしとふたつとももっているもの)

シシ神は死にはしないよ、命そのものだから、生と死と二つとも持っているもの

(わたしにいきろといってくれた)

私に生きろと言ってくれた

(ちょうどよかった、ひいさまがみなむらへもどれと)

ちょうどよかった、ひいさまがみな村へ戻れと

(じいじもそういうの、じいじが、やまがおかしいって、とりたちがいないのけものたちも)

ジイジもそういうの、ジイジが、山がおかしいって、鳥たちがいないの獣たちも

(そうか、じいじのところへいってみよう、みんなははやくもどりなさい)

そうか、ジイジのところへ行ってみよう、皆ははやく戻りなさい

(そのみぎうではわたしをころそうとしているのか)

その右腕は私を殺そうとしているのか

(ここのものすべてをころすまでしずまらぬか)

ここの者すべてを殺すまで静まらぬか

(もりにひかりがはいりやまいぬどもがしずまればここはゆたかなくにになるもののけひめもにんげんにもどろう)

森に光が入り山犬共が静まればここは豊かな国になるもののけ姫も人間に戻ろう

(しなどこわいもんか、にんげんをおいはらうためならいのちなどいらぬ)

死など恐いもんか、人間を追い払うためなら命などいらぬ

(よけいなじゃまをしてむだじにするのはおまえのほうだ)

余計な邪魔をして無駄死にするのはお前の方だ

(もどってきた、ああよみのくにからせんしたちがかえってきた)

戻ってきた、ああ黄泉の国から戦士たちが帰ってきた

(つづけせんしたち、ししがみのもとへいこう)

続け戦士たち、シシ神のもとへ行こう

(ありがとう、どうしてもあわなければならないものがいるんです)

ありがとう、どうしても会わなければならない者がいるんです

(そんなめっそうもないえぼしさま、ばかがつけあがるだけですよ)

そんな滅相もないエボシ様、バカがつけあがるだけですよ

(ごんざ、あとでれいをいいたい、きゃくじんをあんないしなさい)

ごんざ、後で礼を言いたい、客人を案内しなさい

(いいえ、おとこたちだけだったらいまごろみーんななかよくやまいぬのはらのなかにおさまってますよ)

いいえ、男たちだけだったら今頃みーんな仲良く山犬の腹の中に収まってますよ

(たびのおかた、ゆるりとやすまれよ)

旅のお方、ゆるりと休まれよ

(さてこまったことになった、かのししははるかにしのくにからやってきた)

さて困ったことになった、かの獅子は遥か西の国からやってきた

(このむすめのいのちわたしがもらう)

この娘の命私がもらう

(しょうじょうどもわれらがもろのいちぞくとしってのぶれいか)

ショウジョウども我等がモロの一族と知っての無礼か

(うせろ、わがきばがとどかぬうちに)

失せろ、我が牙が届かぬうちに

(ここはわれらのもりそのにんげんよこせ、にんげんよこしてさっさといけ)

ここは我等の森その人間よこせ、人間よこしてさっさと行け

(しょうじょうたちもりのけんじゃとたたえられるあなたたちがなぜにんげんなどくおうというのか)

猩々たち森の賢者と称えられるあなた達がなぜ人間など食おうと言うのか

(にんげんくう、にんげんのちからもらう、にんげんやっつけるちからほしい、だからくう)

人間食う、人間の力もらう、人間やっつける力ほしい、だから食う

(いけない、にんげんをたべてもにんげんのちからはてにはいらないあなたたちのちがけがれるだけだ)

いけない、人間を食べても人間の力は手に入らないあなた達の血が穢れるだけだ

(わたしたちにはししがみさまがついてるあきらめないできをうえて)

私たちにはシシ神様がついてる諦めないで木を植えて

(もろのいちぞくはさいごまでたたかうから)

モロの一族は最後まで戦うから

(ししがみさまたたかわないわしらしぬやまいぬのひめへいきにんげんだから)

シシ神様戦わないわしら死ぬ山犬の姫平気人間だから

(ぶれいなさるめそのくびかみくだいてやる)

無礼な猿めその首噛み砕いてやる

(みなよくみとどけよかみごろしがいかなるものか)

みなよく見届けよ神殺しがいかなるものか

(ししがみはしをもつかさどるかみだおびえておくれをとるな)

シシ神は死をも司る神だおびえて遅れをとるな

(わがなはあしたかひがしのはてよりこのちへきた)

我が名はアシタカ東の果てよりこの地へ来た

(そなたたちはししがみのもりにすむというふるいかみか)

そなたたちはシシ神の森に住むという古い神か

(あいにいくよ、やっくるにのって)

会いに行くよ、ヤックルに乗って

(そなたはうつくしい)

そなたは美しい

(ししがみはいのちをあたえもしうばいもする、そんなこともわすれてしまったのかいのししども)

シシ神は命を与えもし奪いもする、そんなことも忘れてしまったのか猪ども

(やまいぬがししがみをひとりじめしているからだ)

山犬がシシ神を独り占めしているからだ

(わたしはすでにじゅうぶんいきたししがみはきずをいやさずいのちをすいとるだろう)

私はすでに十分生きたシシ神は傷を癒やさず命を吸い取るだろう

(そんなはずない、かあさんはししがみさまをまもってきた)

そんなはずない、母さんはシシ神様を守ってきた

(だまれ、かあさんをばかにするとゆるさんぞ)

黙れ、母さんを馬鹿にすると許さんぞ

(ししがみはきずはいやしても、あざはけしてくれなかった)

シシ神は傷は癒やしても、痣は消してくれなかった

(おっことぬしだ、すこしははなしのわかるやつがきた)

乙事主だ、少しは話のわかるやつが来た

(ありがとうよ、おわかいなかなしいことだいちぞくからたたりがみがでてしまった)

ありがとうよ、お若いな悲しいことだ一族からタタリ神が出てしまった

(もりをされ、つぎにあうときはおまえをころさねばならん)

森を去れ、次に会うときはお前を殺さねばならん

(おっことぬしよかずだけではにんげんのいしびやにはかてぬぞ)

乙事主よ数だけでは人間の石火矢には勝てぬぞ

(もろわしのいちぞくをみろみんなちいさくばかになりつつある)

モロわしの一族を見ろみんな小さく馬鹿になりつつある

(このままではわしらはただのにくとしてにんげんにかられるようになるだろう)

このままではわしらはただの肉として人間に狩られるようになるだろう

(かあさんここでおわかれです、わたしおっことぬしさまのめになりにいきます)

母さんここでお別れです、私乙事主様の目になりにいきます

(それでいいよ、おまえにはあのわかものといきるみちもあるのだが)

それでいいよ、お前にはあの若者と生きる道もあるのだが

(あしたかがわたしに、きれい)

アシタカが私に、きれい

(おまえたちはさんとおいき、わたしはししがみのそばにいよう)

お前たちはサンとお行き、私はシシ神のそばにいよう

(もろいちぞくもともにたたかう、おっことぬしさまはどこか)

モロ一族も共に戦う、乙事主様はどこか

(このものにあんないをたのむ、わたしがえぼしをよびにいく)

この者に案内を頼む、私がエボシを呼びに行く

(おっことぬしさまおちついて、ししゃはよみがえったりしない)

乙事主様落ち着いて、死者は蘇ったりしない

(よかった、つれてきてはいけなかったのかとしんぱいしてしまった)

よかった、連れてきてはいけなかったのかと心配してしまった

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