幽霊

(いきがとまるすうびょうまえ)

息が止まる数秒前

(えいえんなんてどこにもなかったよ)

永遠なんて どこにもなかったよ

(ぼくはかくかく)

僕は書く書く

(きみはあるきだすだす)

君は歩き出す出す

(ぼくはかくかく)

僕は書く書く

(きみはわすれさるさる)

君は忘れ去る去る

(どこかしらないばんごうのでんわに)

どこか知らない番号の電話に

(おこされて)

起こされて

(ねむたいままわけもわからず)

眠たいままわけもわからず

(そとにでたよ)

外に出たよ

(やりたいことはなにもないし)

やりたい事は何もないし

(たいようはまぶしい)

太陽は眩しい

(ぼくはいったいなんにち)

僕は一体何日

(そらをみてなかったっけ)

空を見てなかったっけ

(ちいさなへやにあるいていく)

小さな部屋に歩いて行く

(だらだらおなじようなきょくをかく)

ダラダラ同じような曲を書く

(ぼくのゆめってなんだっけ)

僕の夢ってなんだっけ

(なにがそんなにこわかったっけ)

何がそんなに怖かったっけ

(だいじょうぶさきっと)

大丈夫さきっと

(なにもおもいだせないけど)

何も思い出せないけど

(いまはあしかせみたいだ)

今は足かせみたいだ

(きみにいったことばも)

君に言った言葉も

(たとえせかいがあしたおわっても)

たとえ世界が明日終わっても

(ぼくのこうかいはなくならないよ)

僕の後悔はなくならないよ

(ありがとうさよなら)

「ありがとうさよなら」

(じゃないなにかべつのことばを)

じゃない何か別の言葉を

(はやくあすしぬまでにみつけなきゃ)

早く明日死ぬまでに見つけなきゃ

(だれにもすれちがわない)

誰にもすれ違わない

(ごぜんさんじのこんびに)

午前3時のコンビニ

(ぼくだけがいきてるか)

僕だけが生きてるか

(ぼくだけがしんでるか)

僕だけが死んでるか

(ぼくもきみもたぶんほんとはわるくない)

僕も君も多分ほんとは悪くない

(だれもわるくないことがなによりもゆるせない)

誰も悪くない事が何よりも許せない

(きみはあしたはなにしてるの)

君は明日は何してるの

(あさってもぼくはあいているよ)

明後日も僕は空いているよ

(ぼくはゆめなんてわすれたよ)

僕は夢なんて忘れたよ

(こうかいだけぽっけにのこったよ)

後悔だけポッケに残ったよ

(あのひあのばしょをずっと)

あの日あの場所をずっと

(さがすぼくをおいていかないでよ)

探す僕を置いていかないでよ

(いまはあしかせみたいだ)

今は足かせみたいだ

(ぼくがつくったきょくも)

僕が作った曲も

(たとえせかいがあしたおわっても)

たとえ世界が明日終わっても

(ぼくのこうかいはなくならないよ)

僕の後悔はなくならないよ

(ありがとうさよなら)

「ありがとうさよなら」

(じゃないなにかべつのことばを)

じゃない何か別の言葉を

(はやくあすしぬまでにみつけなきゃ)

早く明日死ぬまでに見つけなきゃ

(たとえせかいがあしたおわっても)

たとえ世界が明日終わっても

(ぼくのこうかいはなくならないよ)

僕の後悔はなくならないよ

(ありがとうさよなら)

「ありがとうさよなら」

(じゃないなにかべつのことばを)

じゃない何か別の言葉を

(はやくあすしぬまでにみつけなきゃ)

早く明日死ぬまでに見つけなきゃ