celluloid

(いつまでもとおいかこでも)

いつまでも　遠い過去でも

(きみがいてぼくがいて)

君がいて　僕がいて

(みちのはてみえないふあんも)

道の果て　見えない不安も

(ちいさなこえおしころして)

小さな声　押し殺して

(つめたいくうきもやまないあめも)

冷たい空気も　止まない雨も

(おもいこころもことばも)

重い心も　言葉も

(ひかりがさしこんであるきだせるのは)

光が差し込んで　歩き出せるのは

(いつだろう)

いつだろう

(いろあせたこのいろもきみにつたえたい)

色褪せたこの色も　君に伝えたい

(なんのいみもないけれど)

何の意味もないけれど

(よあけはこないよときこえないふりして)

夜明けは来ないよと　聞こえない振りして

(いつのひにかわらっていられるかな)

いつの日にか　笑っていられるかな

(さわぎだすかすかなよかんを)

騒ぎ出す　微かな予感を

(あふれだすきたいを)

溢れ出す　期待を

(すこしずつさがしつづけても)

少しずつ　探し続けても

(むなしいだけいらない)

虚しいだけ　いらない

(つまらないいちにちがおわり)

つまらない一日が終わり

(ながいよるはこわくて)

長い夜は恐くて

(またあさがくるけどなにもみえないのは)

また朝が来るけど　何も見えないのは

(なぜだろう)

何故だろう

(なにひとつかわらないまちつづけてても)

何一つ変わらない　待ち続けてても

(だれもすくわれないけれど)

誰も救われないけれど

(きぼうなんてなくてもぼくはいきてくから)

希望なんてなくても　僕は生きてくから

(そんなつよがりむなしくひびいていた)

そんな強がり　虚しく響いていた

(こきゅうさえおぼつかず)

呼吸さえ　覚束ず

(すべてぼくのせいだけど)

全て僕のせいだけど

(ききたいおとがあるよしりたいこともあるよ)

聴きたい音があるよ　知りたい事もあるよ

(まえだけみつめているよ)

前だけ見つめているよ

(いろあせたこのいろもきみにつたえたい)

色褪せたこの色も　君に伝えたい

(なんのいみもないけれど)

何の意味もないけれど

(よあけはこないよときこえないふりして)

夜明けは来ないよと　聞こえない振りして

(いつのひにかわらっていられるかな)

いつの日にか　笑っていられるかな