ハジメテノオト

(はじめてのおとはなんでしたか)

初めての音はなんでしたか

(あなたのはじめてのおとは)

あなたの初めての音は

(わたしにとってはこれがそう)

ワタシにとってはこれがそう

(だからいまうれしくて)

だから今うれしくて

(はじめてのことばはなんでしたか)

初めての言葉はなんでしたか

(あなたのはじめてのことば)

あなたの初めての言葉

(わたしはことばっていえない)

ワタシは言葉って言えない

(だからこうしてうたっています)

だからこうしてうたっています

(やがてひがすぎとしがすぎ)

やがて日が過ぎ年が過ぎ

(せかいがいろあせても)

世界が色あせても

(あなたがくれるあかりさえあれば)

あなたがくれる灯りさえあれば

(いつでもわたしはうたうから)

いつでもワタシはうたうから

(そらのいろもかぜのにおいも)

空の色も風のにおいも

(うみのふかさもあなたのこえも)

海の深さもあなたの声も

(わたしはしらないだけどうたを)

ワタシは知らないだけど歌を

(うたをうたうただこえをあげて)

歌をうたうただ声をあげて

(なにかあなたにとどくのなら)

なにかあなたに届くのなら

(なんどでもなんどだって)

何度でも何度だって

(かわらないわあのときのまま)

かわらないわあのときのまま

(はじめてのおとのまま)

ハジメテノオトのまま

(はじめてのおとはありましたか)

初めての音はありましたか

(あなたのはじめてのおとは)

あなたの初めての音は

(しらないきょくとかまちのおとに)

知らない曲とか街の音に

(わくわくしてますか)

ワクワクしてますか

(はじめてのことばはありましたか)

初めての言葉はありましたか

(あなたのはじめてのことば)

あなたの初めての言葉

(いえずにしまったりいえなかった)

言えずにしまったり言えなかった

(ことばはすこしさみしそう)

言葉は少しさみしそう

(やがてひがすぎとしがすぎ)

やがて日が過ぎ年が過ぎ

(ふるいにもつもふえて)

古い荷物もふえて

(あなたがかわっても)

あなたがかわっても

(なくしたくないものは)

失くしたくないものは

(わたしにあずけてね)

ワタシにあずけてね

(ときのながれもきずのいたみも)

時の流れも傷の痛みも

(あいのふかさもあなたのこえも)

愛の深さもあなたの声も

(わたしはしらないだけどうたは)

ワタシは知らないだけど歌は

(うたはうたえるわだからきいて)

歌はうたえるわだからきいて

(もしもあなたがのぞむのなら)

もしもあなたが望むのなら

(なんどでもなんどだって)

何度でも何度だって

(かわらないわあのときのまま)

かわらないわあのときのまま

(はじめてのおとのまま)

ハジメテノオトのまま

(そらのいろもかぜのにおいも)

空の色も風のにおいも

(うみのふかさもわたしのうたも)

海の深さもワタシのうたも

(かわらないわあのときのまま)

かわらないわあのときのまま

(はじめてのおとのまま)

ハジメテノオトのまま

(はじめてのおとになれましたか)

初めての音になれましたか

(あなたのはじめてのおとに)

あなたの初めての音に

(せかいのどこでもわたしはうたう)

世界のどこでもワタシはうたう

(それぞれのはじめてのおとを)

それぞれのハジメテノオトを