魔獣マドカの台詞集

(わたしたちにはひつようないものだからおかえしするね)

わたしたちには必要ないものだからお返しするね

(わたしのはなしすこしだけでもきいてくれるきもちになった？)

わたしの話少しだけでも聞いてくれる気持ちになった？

(おねがいがあるのほむらちゃん)

お願いがあるのほむらちゃん

(ほむらちゃんのちからをうばったあのまじゅうをたおしてあげてほしいの)

ほむらちゃんの力を奪ったあの魔獣を倒してあげてほしいの

(わたしたちまじゅうはね)

わたしたち魔獣はね

(ひとがうみだすあぶないものをこのちじょうにふやさないためにうまれるの)

人が生み出すあぶないものをこの地上に増やさないために生まれるの

(そうだよわたしたちがにんげんからあつめたり)

そうだよ　わたしたちがニンゲンからあつめたり

(ほむらちゃんたちがすごいちからをつかうときにひつようなもの)

ほむらちゃんたちがすごい力を使う時に必要なもの

(・・・っていえばつたわるかな？)

・・・って言えば伝わるかな？

(かんじょうえねるぎー？ほむらちゃんたちはそうよんでるんだね？)

カンジョウエネルギー？ほむらちゃんたちはそう呼んでるんだね？

(またひとつかしこくなったよ！)

またひとつ賢くなったよ！

(ええっ！？ちちがうよ！わたしたちのことをことばでせつめいするのってはじめてだから！)

ええっ！？ち違うよ！　わたしたちの事を言葉で説明するのって初めてだから！

(うんそれでね)

うんそれでね

(にんげんのもつかんじょうえねるぎーが)

ニンゲンの持つカンジョウエネルギーが

(このちじょうにたくさんあふれかえるってことは)

この地上にたくさんあふれかえるって事は

(わたしたちにとってもこのちじょうにとってもすごくあぶないことなの)

わたしたちにとってもこの地上にとってもすごくあぶない事なの

(だからわたしたちはまいにちにんげんからかんじょうえねるぎーをすいとりながら)

だからわたしたちは毎日ニンゲンからカンジョウエネルギーを吸い取りながら

(ほんとうにあぶないことがおこらないようみはっているんだけど・・・)

本当に危ない事が起こらないよう見張っているんだけど・・・

(あるひとつぜんとてもあぶないちからのけはいをかんじたの)

ある日突然とてもあぶない力の気配を感じたの

(ほむらちゃんたちがまほーしょうじょってよんでるにんげんみたいに)

ほむらちゃんたちがマホーショウジョって呼んでるニンゲンみたいに

(つよいかんじょうえねるぎーをもつものがあらわれることはめずらしくはないんだけれど)

強いカンジョウエネルギーを持つモノが現れる事は珍しくはないんだけれど

(それをぬきにしてもわたしたちがかんじたちからはひときわつよいものだったから)

それを抜きにしてもわたしたちが感じた力はひときわ強いものだったから

(わたしたちまじゅうもきけんをかんじてちからのはっせいばしょをみんなでさぐることにしたの)

わたしたち魔獣もキケンを感じて力の発生場所をみんなで探ることにしたの

(そうしてちからのみなもとをとくていしたわたしたちがいきついたさきにいたのが)

そうして力の源を特定したわたしたちが行き着いた先にいたのが

(ほむらちゃんだったんだ)

ほむらちゃんだったんだ

(わたしたちもこのちじょうのためにあれだけのつよいちからをみすごせなかった)

わたしたちもこの地上のためにあれだけの強い力を見過ごせなかった

(だからわたしたちのなかでいちばんおおきなこたいがほむらちゃんのちからをうばうことになったの)

だからわたしたちの中で一番大きな個体がほむらちゃんの力を奪う事になったの

(ほむらちゃんにちょくせつうらみがあったわけじゃないんだけど)

ほむらちゃんに直接恨みがあったわけじゃないんだけど

(そういうことだね)

そういうことだね

(？きぼう？のろい？)

？　キボウ？　ノロイ？

(う～んむずかしいことはわかんないけど)

う～ん　難しいことはわかんないけど

(とにかくかんじょうえねるぎーがあぶないのはほんとだよ！)

とにかくカンジョウエネルギーがあぶないのはホントだよ！

(にんげんのかんじょうえねるぎーはけっして)

ニンゲンのカンジョウエネルギーは決して

(あまくみちゃいけないの！)

甘く見ちゃいけないの！

(もしもわたしたちまじゅうがかんじょうえねるぎーをほっておいたら)

もしもわたしたち魔獣がカンジョウエネルギーを放っておいたら

(てんちがひっくりかえっちゃうことだってありえるんだから！)

天地がひっくり返っちゃう事だってありえるんだから！

(ほむらちゃんならわかってくれるよね？)

ほむらちゃんならわかってくれるよね？

(そうだよ！それだよ！)

そうだよ！それだよ！

(わたしたちこそかんじょうえねるぎーのえいきょうなんだよほむらちゃん！)

わたしたちこそカンジョウエネルギーの影響なんだよほむらちゃん！

(えっとさっきのはなしのつづきをするね)

えっと　さっきの話の続きをするね

(ほむらちゃんたちがぐりーふきゅーぶってよんでいるものがあるでしょう？)

ほむらちゃんたちがグリーフキューブって呼んでいるものがあるでしょう？

(わたしたちはあつめたかんじょうえねるぎーをちいさなかたちにして)

わたしたちは集めたカンジョウエネルギーをちいさな形にして

(あんぜんなものへとかえることができるんだけど)

安全なものへと換えることができるんだけど

(ほむらちゃんからすいとったかんじょうえねるぎーは)

ほむらちゃんから吸い取ったカンジョウエネルギーは

(すこしちがってたっていうか)

少し違ってたっていうか

(なぜかぐりーふきゅーぶにかえることができなかったの)

なぜかグリーフキューブに換えることが出来なかったの

(それどころかかんじょうえねるぎーは)

それどころかカンジョウエネルギーは

(まじゅうのからだのなかでふくれるいっぽうで)

魔獣の体の中で膨れる一方で

(おおきなまじゅうのからだでさえもおさえがきかなくなって)

大きな魔獣の体でさえも抑えがきかなくなって

(しだいにおおきなまじゅうはほんもののまじゅうとはちがうせいしつのものへとすがたをかえていったの)

次第に大きな魔獣は本物の魔獣とは違う性質のものへと姿を変えていったの

(わたしたちちいさなまじゅうもえねるぎーのじょうかをてつだったけれど)

わたしたち小さな魔獣もエネルギーの浄化を手伝ったけれど

(やがてあふれすぎたかんじょうえねるぎーにのみこまれるじたいに)

やがて溢れすぎたカンジョウエネルギーに飲み込まれる事態に

(なってしまったの)

なってしまったの

(それからどうなったかはほむらちゃんもめにしたとおり)

それからどうなったかはほむらちゃんも目にした通り

(そうそれがわたしたちにんげんのかたちをとったまじゅうだよ)

そうそれがわたしたちニンゲンの形をとった魔獣だよ

(このままあぶないちからをおさえることができなくなって)

このままあぶない力を抑える事ができなくなって

(かんじょうえねるぎーがちじょうにあふれかえってしまったら)

カンジョウエネルギーが地上に溢れかえってしまったら

(きっとたいへんなことになる)

きっと大変なことになる

(だからあのまじゅうのいどころをつきとめてけしさることで)

だからあの魔獣の居所を突き止めて消し去ることで

(ほむらちゃんにちからをおかえししたいの)

ほむらちゃんに力をお返ししたいの

(ねえほむらちゃんならてつだってくれるよね？)

ねえほむらちゃんなら手伝ってくれるよね？

(ほむらちゃんだってこのせかいをまもるためにたたかっているんでしょ？)

ほむらちゃんだってこの世界を守るために戦っているんでしょ？

(まみさんやきょうこちゃんたちにもてつだってもらって)

マミさんや杏子ちゃんたちにも手伝ってもらって

(みんなできょうりょくすればきっと)

みんなで協力すればきっと

(わわたしはほかのまじゅうとはすこしちがうっていうかその)

わ　わたしは他の魔獣とは少し違うっていうか　その

(ありがとうほむらちゃん！)

ありがとうほむらちゃん！

(わたしのことをしってるひとじゃないと)

わたしの事を知ってる人じゃないと

(まどかのすがたにはみえないしきこえないんだよ)

まどかの姿には見えないし聞こえないんだよ

(どうかした？)

どうかした？

(ちゅういしてねほむらちゃん)

注意してねほむらちゃん

(わたしのすがたはきゅぅべえだけじゃなくて)

私の姿はキュゥべえだけじゃなくて

(ほかのひとにもただのまじゅうのすがたにしかみえないんだからね！)

他の人にもただの魔獣の姿にしか見えないんだからね！

(わわたしほむらちゃんにきがいをくわえたりしないよ？)

わ　わたしほむらちゃんに危害を加えたりしないよ？

(まじゅうたいじをおねがいしてるのはわたしのほうだし)

魔獣退治をお願いしてるのはわたしの方だし

(ほむらちゃんのみになにかあればたたかうことだってできるし)

ほむらちゃんの身に何かあれば戦うことだってできるし

(それじゃあほむらちゃん)

それじゃあほむらちゃん

(あらためてよろしくね)

あらためてよろしくね