シルエット

(いっせーのーせーでふみこむごーらいん)

いっせーのーせーで踏み込むゴーライン

(ぼくらはなにもなにもまだしらぬ)

僕らは何も何もまだ知らぬ

(いっせんこえてふりかえるともうない)

一線越えて振り返るともうない

(ぼくらはなにもなにもまだしらぬ)

僕らは何も何もまだ知らぬ

(うだってうだってうだってく)

うだってうだってうだってく

(きらめくあせがこぼれるのさ)

煌めく汗がこぼれるのさ

(おぼえてないこともたくさんあっただろう)

覚えてないこともたくさんあっただろう

(だれもかれもしるえっと)

誰も彼もシルエット

(だいじにしてたもの、わすれたふりをしたんだよ)

大事にしてたもの、忘れたフリをしたんだよ

(なにもないよ、わらえるさ)

なにもないよ、笑えるさ

(いっせーのーで、おもいだすしょうねん)

いっせーのーで、思い出す少年

(ぼくらはなにもかもをほしがった)

僕らは何もかもを欲しがった

(わかってるって、あぁきづいてるって)

わかってるって、あぁ気づいてるって

(とけいのはりはひびとまらない)

時計の針は日々止まらない

(うばってうばってうばってくながれるときときおく)

奪って奪って奪ってく　流れる時と記憶

(とおくとおくとおくになって)

遠く遠く　遠くになって

(おぼえてないこともたくさんあっただろう)

覚えてないこともたくさんあっただろう

(だれもかれもしるえっと)

誰も彼もシルエット

(おそれてやまぬこと、しらないふりをしたんだよ)

恐れてやまぬこと、知らないフリをしたんだよ

(なにもないよ、わらえるさ)

なにもないよ、笑えるさ

(ひらりひらりとまってる)

ひらりひらりと舞ってる

(このはのようにうれうことなくしょうそうなくすごしていたいよ)

木の葉のように憂うことなく焦燥なく過ごしていたいよ

(おぼえてないこともたくさんあったけど)

覚えてないこともたくさんあったけど

(きっとずっとかわらないものがあることを)

きっとずっと変わらないものがあることを

(おしえてくれたあなたはきえぬきえぬしるえっと)

教えてくれたあなたは消えぬ消えぬシルエット

(だいじにしたいものもっておとなになるんだ)

大事にしたいもの持って大人になるんだ

(どんなときもはなさずにまもりつづけようそしたらいつのひにか)

どんな時も話さずに守り続けようそしたらいつの日にか

(なにもかもをわらえるさ)

なにもかもを笑えるさ

(ひらりひらりとまってるこのはがとんでゆく)

ひらりひらりと舞ってる　木の葉が飛んでゆく