メグルオト

(いつきづくのだろうか)

いつ気づくのだろうか

(またきせつはめぐる)

また季節はめぐる

(いつめざめるのだろう)

いつ目覚めるのだろう

(きみよぶこえがする)

君呼ぶ声がする

(．．．ああ、とぎれて)

...嗚呼、途切れて

(あのそらに)

あの空に

(うかぶはなびらを)

浮かぶ花びらを

(おいかけてきみはかけだした)

追いかけて君は駆け出した

(なんどもよびとめてたのに)

何度も呼びとめてたのに

(ふりかえることさえしないんだね)

振り返ることさえしないんだね

(のこされたわたし)

残された私

(かってだけど)

勝手だけど

(いつまでもきみをまっていたよ)

いつまでも君を待っていたよ

(あのくもがとおりすぎてったら)

あの雲が通り過ぎてったら

(すこしまえへふみだせる？)

すこし前へ踏み出せる？

(まぼろしをおいかけていったきみと)

マボロシを追いかけていった君と

(しんじつにのこるわたしには)

シンジツに残る私には

(みちはかさならないの？)

道は重ならないの？

(きかせてほしいよ)

聞かせてほしいよ

(おぼえてるよ)

覚えてるよ

(ことばもこえも)

言葉も声も

(あのゆめのつづきも)

あの夢の続きも

(またあえるひをまってる)

また会える日を待ってる

(おぼえてるの？)

覚えてるの？

(ゆびきりをした)

指切りをした

(あのさかみちのうえ)

あの坂道の上

(きみよぶこえはまだとぎれて)

君呼ぶ声はまだ途切れて

(あのそらにうかぶはなびらは)

あの空に　浮かぶ花びらは

(ねむれないよるをとびこえて)

眠れない夜をとび越えて

(いつかめぐるきせつにかわって)

いつか巡る季節に変わって

(ここへもどってくるとかんじてる)

ここへ戻ってくると感じてる

(げんそうとゆめとかぜにあそんで)

幻想と夢と風に遊んで

(どこまでもとんでけるきみに)

どこまでも飛んでける君に

(うそつきなこいしてた)

嘘つきな恋してた

(ちっぽけなわたし)

ちっぽけな私

(おぼえてるよ)

覚えてるよ

(ことばもこえも)

言葉も声も

(あのゆめのつづきも)

あの夢の続きも

(ぜんぶわたしのためだったね)

全部　私のためだったね

(おぼえてるよ)

覚えてるよ

(あのそらのはな)

あの空の花

(このさかみちのうえ)

この坂道の上

(きみよぶこえはまだひびいて)

君呼ぶ声はまだ響いて

(すべてはわたしの)

総ては私の

(みていたゆめなの？)

見ていた夢なの？

(きみのえがおまでもきえて)

君の笑顔までも　消えて

(でもまだおぼえてるのに)

でもまだ覚えてるのに

(おぼえてるよことばもこえも)

覚えてるよ　言葉も声も

(あのゆめのつづきも)

あの夢の続きも

(ぜんぶわたしのためだったね)

全部　私のためだったね

(おぼえてるよ)

覚えてるよ

(あのそらのはな)

あの空の花

(このさかみちのうえ)

この坂道の上

(きみよぶこえはまだひびいて)

君呼ぶ声はまだ響いて

(このねむれぬよるに)

この眠れぬ夜に

(またきせつはめぐる)

また季節は巡る

(もうまよわずこえあげよう)

もう迷わず声あげよう

(ここにいるよわたしはここに)

ここにいるよ私はここに

(ずっとまちつづけてる)

ずっと待ち続けてる

(このさかみちで)

この坂道で

(きみのことよぶよ)

君のこと呼ぶよ

(このねむれぬよるに)

この眠れぬ夜に

(またきせつはめぐる)

また季節は巡る

(もうきみのてははなさない)

もう君の手は離さない

(おぼえてるよ)

覚えてるよ

(ことばもこえも)

言葉も声も

(あのゆめのつづきも)

あの夢の続きも

(きみおもうこころはひびいて)

君思う心は響いて

(まだひびいて．．．まだひびいて．．．)

まだ響いて...まだ響いて...