『熱風』

(まっさらなはくしをゆらした)

真っ新な白紙を揺らした

(たよりないかぜをおぼえているかい)

頼りない風を覚えているかい

(あれはきっとはじまりだった)

あれはきっと始まりだった

(きっとぼくらがいまふかせたんだ)

きっと僕等が今吹かせたんだ

(ほらなんぜんかいなんまんかいめのせんたくだ)

ほら何千回何万回目の選択だ

(いらだつうんめいのてまねきにこたえるよ)

苛立つ運命の手招きにこたえるよ

(ただしくあきらめることはもうあきらめようとおもう)

「正しく諦めることはもう諦めようと思う」

(ぼくらはゆめをみた)

僕等は夢を見た

(おいかけてみうしなって)

追いかけて見失って

(おもいだけがのこったくやしかった)

思いだけが残った悔しかった

(たしかにかぜがふいた)

確かに風が吹いた

(いまもそこにいるんだろう)

今もそこに居るんだろう？

(わかるよきこえるよ)

分かるよ聴こえるよ

(なきくれたそのさきへと)

泣き暮れたその先へと

(どうしてもいきたいんだろう)

どうしても行きたいんだろう

(いこうよ)

行こうよ

(ｌａｌａｌａ－ｌａｌａｌａ－ｌａｌａｌａ－ｌａｌａｌａ－ｌａｌａｌａ－)

LaLaLa-LaLaLa-LaLaLa-LaLaLa-LaLaLa-

(ｌａｌａｌａｌａｌａｌａｌａ－ｌａｌａｌａ～)

LaLaLaLaLaLaLa-LaLaLa~

(ねっぷうによびさまされる)

熱風に呼び覚まされる

(まぼろしとだれがきめたの)

まぼろしと誰が決めたの？

(かたちはないふれられない)

形はない触れられない

(それこそがきぼうのしょうめいかもね)

それこそが希望の証明かもね

(きみにささぐいちばんとおいばしょの)

君に捧ぐ一番遠い場所の

(きみにささぐいちばんちかいきみへ)

君に捧ぐ一番近い君へ

(ただしくあきらめたことさえいつかゆるしあおうね)

「正しく諦めたことさえいつか許し合おうね」

(ぼくらはゆめをみる)

僕等は夢を見る

(おいかけてみうしなって)

追いかけて見失って

(おもいだけをのこしてのこしあって)

思いだけを残して残し合って

(たしかにかぜはつづいている)

たしかに風は続いている

(きみもそこにいるんだろう)

君もそこにいるんだろう？

(わかるよきこえるよ)

分かるよ聴こえるよ

(なきくれたそのさきへと)

泣き暮れたその先へと

(どうしてもいきたいんだろう)

どうしても行きたいんだろう

(どうしてもいきたかったんだ)

どうしても行きたかったんだ

(いくんだよ)

行くんだよ

(まっさらなはくしがゆれるきみのせかいはどこ)

真っ新な白紙が揺れる君のセカイはどこ？

(ねっぷうによびさまされるきみがいまふかせたんだ)

熱風に呼び覚まされる君が今吹かせたんだ