サキュバシズム/ふぁるすてぃ

(さいころはふっていないからいつまでたってもかわらない)

賽子は降っていないからいつまで経っても変わらない

(みたされないかんじょうはただちりにつもっていく)

満たされない感情はただ塵に積もっていく

(かぞえきれないせいせんをむさぼるようにくっていく)

数えきれない聖戦を貪るように喰っていく

(けものみたいなそのあいもわたしにとっちゃごちそう)

獣みたいなその愛も私に取っちゃ御馳走

(だれもがうらやむびぼうはただふりかざすせいかつひんです)

誰もが羨む美貌はただ振りかざす生活品です

(そのよくぼうのだいしょうはねぇあなたのせいめい)

その欲望の代償はねぇアナタの生命

(あいをさしだしてそのみにくいあいをさしだして)

愛を差し出してその醜い愛を刺し出して

(あなたのあいをなんびゃくとかわらないせいめいだけがしんじつです)

アナタの愛を何百と変わらない生命だけが真実です

(さいをふりまいていたずらにそうさいをふりまいて)

賽を振り撒いて悪戯にそう賽を振り撒いて

(このかみをほらなんびゃくとかわらないせいめいだけがしんじつです)

この髪をほら何百と変わらない生命だけが真実です

(さえないわたしったらないわいつまでたってもだめだめね)

冴えない私ったら無いわいつまで経ってもダメダメね

(みたされないこのあいはただむなしいだけなのです)

満たされないこの愛はただ虚しいだけなのです

(だいほんどおりのうんめいをいわれるがままかたづけて)

台本通りの運命を言われるがまま片づけて

(せいじゅんなほほえみだってあなたがのぞむままに)

清純な微笑みだってアナタが望むままに

(だれもがみほれるびしょうをさふりかざしてもみもしないわ)

誰もが見惚れる微笑をさ振りかざしても見もしないわ

(そのめにうつるこたえはどこにあるのでしょう)

その目に映る答えはどこにあるのでしょう

(あいをさしだしてそのみにくいあいをさしだしてあなたのあいを)

愛を差し出してその醜い愛を刺し出してアナタの愛を

(なんびゃくとかわらないせいめいだけがしんじつです)

何百と変わらない生命だけが真実です

(さいをふりまいていたずらにそうさいをふりまいてこのかみをほうら)

賽を振り撒いて悪戯にそう賽を振り撒いてこの髪を法螺

(なんびゃくとかわらないせいめいだけがしんじつです)

何百と変わらない生命だけが真実です

(かわらないわたしのみじめなせいかつをすくって)

変わらない私の惨めな生活を巣食って

(くちていくこれまでのわたしにはなをそえて)

朽ちて逝くこれまでの私に華を添えて

(あいをさしだしてそのみにくいあいをかきだしてこのむなしい)

愛を差し出してその醜い愛を掻き出してこの虚しい

(あいをさしだしてわたしのあいをなんびゃくのあいじゃないあなたのあいがほしかったの)

愛を差し出して私の愛を何百の愛じゃないアナタの愛がほしかったの

(もうわらわないでそのえがおでもうわらわないであくまのこえよ)

もう嘲笑わないでその笑顔でもう嘲笑わないで悪魔の声よ

(わたしじゃとめられないあいへのしょうどうさんびさんか)

私じゃ止められない愛への衝動惨美惨歌