ブリキノダンス

(さああわれんでけっとうしょもちよってはんきょうてん)

さあ、憐れんで、血統書　持ち寄って反教典

(しずんだしょうどうはらばいげんちょうえっけんせっけんもうしんしょう)

沈んだ唱導　腹這い幻聴　謁見　席巻　妄信症

(おどれよえはらめあヴぁたーらしんたいけい)

踊れ酔え孕め　アヴァターラ新体系

(ななめのげんちょうぶりきとしゅうきょうらるらりとなえろせい)

斜めの幻聴　錻力と宗教　ラル・ラリ・唱えろ生

(まあさからってしんおうとくぐもったのうけいとう)

まあ、逆らって新王都　くぐもった脳系統

(はかぼれせっぽうしゃかしゃかぜんこうろっかんとっかんりんどうじょう)

墓掘れ説法　釈迦釈迦善行　六感・吶喊・竜胆・錠

(どれどれふるえさげすんでしんたいけい)

どれどれ、震え　蔑んで新体系

(ぎまんのえんちょうきべんのれっとうどぐらぐかなえろ)

欺瞞の延長　詭弁の劣等　ドグ・ラグ・叶えろ

(ぶきみなてここにあり)

不気味な手、此処に在り

(りせいのめむせびなき)

理性の目、咽び泣き

(きびすかえせとおくに)

踵返せ遠くに

(しのぶきみのひとみを)

偲ぶ君の瞳を

(さあみなまいなくうどうでさんすくりっときゅうどうけい)

さあ、皆舞いな、空洞で　サンスクリット求道系

(えぐりぬいたこづさかせさかせ)

抉り抜いた鼓動咲かせ咲かせ

(さあひょうかんなそうぼうをえーかむそうさせんとうに)

さあ、剽悍な双眸を　エーカム、そうさ。先頭に

(まっかにぬれたそらかかとならせ)

真っ赤に濡れた空、踵鳴らせ

(ああばくぜんとうんめいせいじゅうどにおったぜんめいに)

嗚呼、漠然と運命性　重度に負った喘鳴に

(ゆうれつなどないさまわれおどれ)

優劣等無いさ回れ踊れ

(もうばくぜんときゅうばんめがりゅうをなぐ)

もう、漠然と九番目が龍を薙ぐ

(ぱっぱららるらりぶりきのだんす)

パッパラ・ラル・ラリ、ブリキノダンス

(さあほほえんできゅうてんかいならしんはりゅうたいけい)

さあ、微笑んで急展開　ナラシンハ流体系

(つもったしんこうせきべつれっとうえんこんれいどうのうしんとう)

積もった信仰　惜別劣等　怨恨　霊堂　脳震盪

(ぱらぱらくるえあヴぁたーらはんめいてい)

パラパラ狂え　アヴァターラ半酩酊

(しだいにこんとうれつあくじょうどうあがめろばららーま)

次第に昏倒　劣悪情動　崇めろバララーマ

(しんでるりゅうがほえるばかヴぁっとぎーたーで)

死んでる龍が吠える　バガヴァッド・ギーターで

(はりつめしんぞうおしひけもんどうむにきすとうげんきょう)

張り詰め心臓　押し引け問答　無に帰す桃源郷

(どうどううなれあヴぁたーらふうとうへ)

ドウドウ唸れ　アヴァターラ封筒へ

(くりしゅなゆうどうあるじゅないんどうどぐらぐいわえや)

クリシュナ誘導　アルジュナ引導　ドグ・ラグ・祝えや

(ぶきみなてまことなり)

不気味な手、誠なり

(りかいなどとうになき)

理解などとうに無き、

(きしんうてよとおくに)

鬼神討てよ遠くに、

(ひそむかげのてびきを)

潜む影の手引きを

(さあみなまいなしょうどうでさんすくりっときゅうどうけい)

さあ皆舞いな、衝動で　サンスクリット求道系

(ざったにくれたひびすたれすたれ)

雑多にくれた日々廃れ、廃れ

(さあひょうかんなそうぼうでさぷたののうがせいとうけい)

さあ剽悍な双眸で　サプタの脳が正統系

(まっかにぬれたそらひびけひびけ)

真っ赤に濡れた空響け響け

(ああろくぼうとりゅうせんけいおうぞくけんおはしょうどうせい)

嗚呼、六芒と流線型　王族嫌悪は衝動性

(ぴんちにひっとなのりとはばけるどれ)

ピンチにヒットな祝詞ハバケ・ルドレ

(もうばくぜんときゅうばんめがきょうをいそぐ)

もう、漠然と九番目が狂を急ぐ

(ちまたでうわさのぶりきのだんす)

巷で噂の、ブリキノダンス

(さあみなまいなくうどうでさんすくりっときゅうどうけい)

さあ、皆舞いな、空洞で　サンスクリット求道系

(えぐりぬいたこどうさかせもやせ)

抉り抜いた鼓動咲かせ燃やせ

(さあひょうかんなそうぼうをえーかむそうさせんとうで)

さあ、剽悍な双眸を　エーカム、そうさ。先頭で

(まったくいてこどうがだんす)

全く以て、鼓動がダンス

(おうてをとってえんらいていさんすくりっときゅうどうけい)

王手を盗って遠雷帝　サンスクリット求道系

(もうそうしんじゃおどるひどくもろく)

妄想信者踊る。酷く脆く

(もうばくぜんときゅうばんめがもうごとく)

もう、漠然と九番目が盲如く

(おててをはいしゃくぶりきのだんす)

御手手を拝借、ブリキノダンス