ルミナステンプル

(ざぜんでみっきょうならんでぜんぎょうきでんとしんとうぜんもんどう)

「坐禅で密教、並んで禅業、貴殿と神道、禅問答」

(いやいやけっこうはげんでしゅうきょうひとりでゆったりごんふーちゃ)

「いやいや結構、励んで宗教、一人でゆったり工夫茶」

(これまたゆうちょうきままでゆうきょうあきれたもんどういっぺんとう)

「これまた悠長、気ままで遊興、呆れた問答、一辺倒」

(いやいやいったらさがるどうりだもんくがあるならおもてへこい)

「いやいや言ったら、退がる道理だ、文句があるなら表へ来い」

(やるのかけっとうちまみれせっぽうあらわざけっとうえんおうとう)

「やるのか血統、血まみれ説法、荒業血統、鴛鴦刀」

(こうなりゃけっとうさがれぬせっとうかまえろしんとうぜんもんどう)

「こうなりゃ決闘、退がれぬ節刀、構えろ新刀、禅問答」

(ひかずにもんどうみあげたこんじょうかまえたしんとうけんけんと)

「退かずに問答、見上げた根性、構えた新刀、喧々と」

(にらんでうったらひかぬがどうりだあらとかみでもであわにゃそんじ)

「睨んで撃ったら、退かぬが道理だ、荒人神でも出合わにゃ損」

(つきよになくごまだんのひふたつはいまあいまみえる)

月夜に啼く、護摩壇の火、二つは今、相見える

(ぶっとうえんろえんろはるかなるまちにいきつくまでになんど)

仏塔　遠路遠路　遥かなる街に行き着くまでに何度

(ふたりやいばむけつばぜりあいけんけんがくがくまたよがあける)

二人刃向け、鍔迫り合い喧々諤々また夜が明ける

(ほれみろせいこんつきはてせっこうきでんとけっとうぜんもんどう)

「ほれみろ精魂、尽き果て拙攻、貴殿と決闘、禅問答」

(たらればもんどうなくまでせっぽうこうまでかえさんてつざんこう)

「たられば問答、泣くまで説法、請うまで帰さん、鉄山靠」

(やったなとんまふぬけたこんじょうこびへつらうまでせんとうこん)

「やったな頓馬、腑抜けた根性、媚びへつらうまで、戦闘痕」

(もうやめなったらきかないやつらだおちつかないからくちつぐめ)

「もうやめなったら、聞かない奴らだ、落ち着かないから口噤め」

(いやいやあっちがしかけたけんかはかわないてはないすっとんきょう)

「厭厭 あっちが 仕掛けた喧嘩は 買わない手は無い素っ頓狂」

(いったなげきこううすのろもんどううっちゃれてっぽう)

「言ったな激昂　薄野呂問答　うっちゃれ鉄砲！」

(あいあいさ)

「あいあいさ！」

(それみろぎゃくじょうひどいぞげんきょうさえずるこものがいっぺんとう)

「それ見ろ逆上、酷いぞ元凶、囀る小物が一辺倒」

(うるさいぐちからしばってやろうか)

「五月蝿い口から縛ってやろうか」

(みにくいあらそいよそでやれい)

「醜い争い他所でやれい！」

(ぶっちょうへんろへんろてんのかいをかけるまたひたはしる)

仏頂　遍路遍路　天の階を駆ける またひた走る

(おぼろづきよとからくれないけんけんがくがくまたよるがふける)

朧月夜と唐紅喧々諤々また夜が更ける

(しゃかもねむりたもとわかつつきよにまたおとはじける)

釈迦も眠り、袂分かつ、月夜にまた、音弾ける

(ぶっとうえんろえんろはるかなるまちにいきつくまでになんど)

仏塔遠路遠路遥かなる街に行き着くまでに何度

(ふたりやいばむけつばぜりあいけんけんがくがくまたよるがあけて)

二人刃向け、鍔迫り合い喧々諤々また夜が明けて

(もとのもくあみ)

元の木阿弥