あんた

(これでなんどめの　ふゆをすごしたんかな)

これで何度目の　冬を過ごしたんかな

(あんたがもたもたしてるからやで)

あんたがもたもたしてるからやで

(こっちはひとりでもうまいことやってるからぜんぜんしんぱいしてくれなくてもええねんで)

こっちは一人でもうまいことやってるから全然心配してくれなくてもええねんで

(ゆめをおうあんたのせなかみあきたはずやのにきらいになれへんよ)

夢を追うあんたの背中　見飽きたはずやのに　嫌いになれへんよ

(あんたがおれへんからなにたべてもあじないし)

あんたがおれへんから　何食べても味ないし

(あんたがおれへんからたのしないし)

あんたがおれへんから楽しないし

(あんたがおれへんからひとりごともおおなるし)

あんたがおれへんから独り言も多なるし

(なんやかんやいうてあんたがすきなんよ)

なんやかんやいうて　あんたが好きなんよ

(こうみえてもこっちではあたしけっこうもてるねんで)

こう見えてもこっちではあたし　結構モテるねんで

(ぼやぼやしてたらほかのおとこにとられんで)

ぼやぼやしてたら　他の男に取られんで

(こんなにおもっているのにわかりあえへんのはなんでやろ)

こんなに思っているのにわかり合えへんのはなんでやろ

(あんたがおれへんからめちゃくちゃふあんになるし)

あんたがおれへんから　めちゃくちゃ不安になるし

(あんたがおれへんからわらえへんし)

あんたがおれへんから　笑えへんし

(あんたがおれへんからあほみたいになけるし)

あんたがおれへんから　あほみたいに泣けるし

(どうしようもないことあたしもわかってるんよ！)

どうしようもないこと　あたしもわかってるんよ！

(あんたがおれへんのにどこにもおれへんのに)

あんたがおれへんのに　どこにもおれへんのに

(てもつながれへんのにいだきしめられへんのに)

手も繋がれへんのに　抱きしめられへんのに

(あかんたれでひとりじゃじょうずにあるかれへんし)

あかんたれで一人じゃ　上手に歩かれへんし

(あんたのかわりなんかどこにもいてへんのよ)

あんたの代わりなんかどこにもいてへんのよ

(あんたがおれへんからなにたべてもあじないし)

あんたがおれへんから　何食べても味ないし

(あんたがおれへんからよるがすごくながいし)

あんたがおれへんから　夜がすごく長いし

(あんたがおれへんからふゆはもっとさむいし)

あんたがおれへんから　冬はもっと寒いし

(なんやかんやいうてあんんたにあいたいんよ。)

なんやかんやいうて　あんんたに会いたいんよ。