ナイトメア／カナイリョウタ

(まんせいてきにぜっふちょうなひびだ)

慢性的に絶不調な日々だ

(まだなにかにきたいしてるどっか)

まだ何かに期待してる　どっか

(しょうねんまんがみたいな)

少年漫画みたいな

(りそうもすてきれずにいるまま)

理想も捨て切れずにいるまま

(なみにもまれた)

波に揉まれた

(むじひにつけられたばってん)

無慈悲に付けられたバッテン

(みうしなったそんざいのしょうめい)

見失った存在の証明

(はーどもーどなんだっけ？せってい)

ハードモードなんだっけ？設定

(どうなってるんだ)

どうなってるんだ

(あがいてみたとこでなんせんす)

足掻いてみたとこでナンセンス

(さけびつづけているめーでー)

叫び続けているメーデー

(ほらまたさいごにはばっどえんど)

ほらまた最後にはバッドエンド

(やってらんないや)

やってらんないや

(まよいこんだ)

迷い込んだ

(わるいゆめのなか)

悪い夢の中

(なにもかもすべてうまくいかないせかいを)

何もかも全て上手くいかない世界を

(いきてるきがした)

生きてる気がした

(いてつくないとめあ)

凍てつくナイトメア

(くろいいろのそら)

黒い色の空

(もがいてもしずみこむよるのおくそこで)

もがいても沈み込む夜の奥底で

(ただひかりをまっていた)

ただ光を待っていた

(きがつけばあしもとはくずれおち)

気が付けば足元は崩れ落ち

(どうすればいい？)

どうすればいい？

(えがいてたりそうと)

描いてた理想と

(このげんじつはほどとおい)

この現実は程遠い

(めのまえのけしきおおいつくす)

目の前の景色　覆い尽くす

(くろいかげないとめあ)

黒い影　ナイトメア

(どこまでつづけたってていめい)

どこまで続けたって低迷

(きづけばそれがあたりまえ)

気付けばそれが当たり前

(ふてくされているそのくせ)

不貞腐れている　そのくせ

(ずっといのってるんだ)

ずっと祈ってるんだ

(いつのひかむくわれるって)

いつの日か報われるって

(あけないよるはないさって)

明けない夜はないさって

(だいそれたきしかいせい)

大それた起死回生

(ゆめみてんじゃないか？)

夢見てんじゃないか？

(「これはきっとわるいゆめのなか」)

「これはきっと悪い夢の中」

(またなにかのせいにして)

また何かのせいにして

(むりょくないまにめをつむっていた)

無力な今に目を瞑っていた

(てにいれたものなにもないってこと)

手に入れたもの　何もないってこと

(みつめるきょうふからにげてきたとしても)

見つめる恐怖から逃げてきたとしても

(まぶたのうらはりついたくらやみを)

瞼の裏張り付いた暗闇を

(いつまでもさまようつもりなんてないだろう？)

いつまでも彷徨うつもりなんてないだろう？

(あくむじゃないや)

悪夢じゃないや

(ただただりあるだ)

ただただリアルだ

(どっかつごうよくむくわれるようなあすを)

どっか都合良く報われるような明日を

(きたいしていたんだ)

期待していたんだ

(むいみなげんそうとゆめからさめた)

無意味な幻想と夢から覚めた

(ぜつぼうはまだしらない)

絶望はまだ知らない

(こえをふりしぼれ)

声を振り絞れ

(このひろいそらのした)

この広い空の下

(ぬるいなみだながすまもないほど)

ぬるい涙流す間もない程

(このひびのただなか)

この日々の只中