ゲスの極み乙女　ハードモード

(ぜろになってはじめてしったおもいでってずるがしこいのね)

ゼロになって初めて知った　思い出ってずる賢いのね

(だめになってわたしをしったほんとうのね)

ダメになって私を知った　本当のね

(えだはがとつぜんみえはじめたぴんとがびみょうにあわない)

枝葉が突然見え始めた　ピントが微妙に合わない

(くらすぎるよるがゆびからからだをあそびたおしていく)

暗過ぎる夜が指から身体を遊び倒していく

(すこしずれたほんのうがだんだんわたしにきづいていく)

少しズレた本能が　だんだん私に気づいていく

(えぐみをほどいてまっすぐにのびたいとをきらぬようにおちついた)

エグみを解いてまっすぐに伸びた　糸を切らぬように落ち着いた

(ぜろになってはじめてしったおもいでってずるがしこいのね)

ゼロになって初めて知った　思い出ってずる賢いのね

(だめになってわたしをしったほんとうのね)

ダメになって私を知った　本当のね

(ながくなったかみをさわったそれいがいのことができなくて)

長くなった髪を触った　それ以外のことができなくて

(おもいきったいのちのしょうひそんなゆうきもない)

思いきった命の消費　そんな勇気もない

(じんせいがそもそもあそびだったならもっとじぶんをだいじにしたかも)

人生がそもそも遊びだったなら　もっと自分を大事にしたかも

(だれかをつよくいしきしすぎてあさまでもたなかったの)

誰かを強く意識し過ぎて朝までもたなかったの

(まがながすぎてあせってしまったちょっとはーどもーどすぎない)

間が長過ぎて焦ってしまった　ちょっとハードモード過ぎない？

(いやなふんいきのごーれむがちょっとみぎてをあげていた)

嫌な雰囲気のゴーレムが　ちょっと右手をあげていた

(ものがたりのとちゅうでもっとおおきなちからでてをひいてよ)

物語の途中でもっと　大きな力で手を引いてよ

(かかえこんだしおりのおおさにひかないでよね)

抱え込んだしおりの多さに　引かないでよね

(おそくなったぷれぜんとっておそすぎたばあいはどうするの)

遅くなったプレゼントって　遅過ぎた場合はどうするの

(おもいでにものこらなかったじょうだんじゃない)

思い出にも残らなかった　冗談じゃない

(ぜったいじゃないことにかのうせいをみいだせないそれがわたしのせつめいしょ)

絶対じゃないことに　可能性を見出せない　それが私の説明書

(ぜろになってはじめてしったおもいでってずるがしこいのね)

ゼロになって初めて知った　思い出ってずる賢いのね

(だめになってわたしをしったほんとうのね)

ダメになって私を知った　本当のね

(ながくなってしまったどうにかなるとおもってた)

長くなってしまった　どうにかなると思ってた

(おもいきっていのちをにぎってみたわたしはばかだな)

思いきって命を握ってみた　私は馬鹿だな

(こどくだっていのりでどうにかなるとおもってた)

孤独だって祈りで　どうにかなると思ってた

(すべてかえてくれるとしんじてたわたしはばかだな)

全て変えてくれると　信じてた　私は馬鹿だな