きのうのゆめ

(ねむれないよるにかぞえた)

眠れない夜に数えた

(ひつじのかずをおぼえてる)

羊の数を覚えてる

(とけいのおときになりだして)

時計の音気になりだして

(よけいねつけないや)

余計寝付けないや

(きづけばもうこんなじかん)

気づけばもうこんな時間

(しらないうちにぼくはまたねむっていた)

知らないうちに僕はまた眠っていた

(そしてきょうもきみのゆめをみる)

そして今日も君の夢を見る

(ほうかごきょうしつきみをみつけた)

放課後教室君を見つけた

(ぼくはかけよりやっとはなしかけるんだ)

僕は駆け寄りやっと話しかけるんだ

(ゆめのなかでみるこのきょうしつは)

夢の中で見るこの教室は

(ぼくたちをあたたかくつつみこんで)

僕たちを暖かく包み込んで

(おやすみのあとのこのせかいなら)

おやすみのあとのこの世界なら

(ぼくはもっとゆうきがでるのにな)

僕はもっと勇気がでるのにな

(ゆうやけかえりみちきみとぼく)

夕焼け帰り道君と僕

(こっそりとてをつないでみたりして)

こっそりと手を繋いでみたりして

(はなしたいことたくさんあるからあさがくるよ)

話したいことたくさんあるから朝が来るよ

(きのうにまだしたくないな)

きのうにまだしたくないな

(ふとめがさめた６じはん)

ふと目が覚めた６時半

(かーてんのすきまのそら)

カーテンの隙間の空

(はやおきしたすずめたちが)

早起きしたスズメ達が

(あさひへとんでった)

朝日へ飛んでった

(めざましなるまであともうすこし)

目覚まし鳴るまであともう少し

(ゆめのつづきをもいちどだけねむろう)

夢の続きをもいちどだけ眠ろう

(ゆめのなかでみるきみのよこがお)

夢の中で見る君の横顔

(そんなふうにわらってくれるんだね)

そんな風に笑ってくれるんだね

(おやすみのあとのこのせかいなら)

おやすみのあとのこの世界なら

(ぼくはずっとすなおになれるのに)

僕はずっと素直になれるのに

(じゅぎょうをぬけだしてふたりきりで)

授業を抜け出して二人きりで

(どこかとおくまでとびだしてみよう)

どこか遠くまで飛び出してみよう

(そしてしらないまちのすみっこで)

そしてしらない街の隅っこで

(つたえるんだきのうのゆめになるまえに)

伝えるんだきのうのゆめになるまえに

(もしもここでめがさめたらすべてがきえるかなあ)

もしもここで目が覚めたら全てが消えるかなあ

(だけどきみがくれたえがおわすれないよ)

だけど君がくれた笑顔忘れないよ

(ゆめのなかでみるこのきょうしつは)

夢の中で見るこの教室は

(ぼくたちをあたたかくつつみこんで)

僕たちを暖かく包み込んで

(おやすみのあとのこのせかいなら)

おやすみのあとのこの世界なら

(ぼくはもっとゆうきがでるのにな)

僕はもっと勇気が出るのにな

(あとすこしだけふたりきり)

あと少しだけ二人きり

(てをつないであるこうよ)

手をつないで歩こうよ

(はなしたいことたくさんあるから)

話したいことたくさんあるから

(あさがくるよきのうにまだしたくないな)

朝が来るよきのうにまだしたくないな