ケモノノケモノ

(のけものみたいなぼくに)

除け者みたいな僕に

(われものになってとがるよる)

割れ物になって尖る夜

(ざれごとみたいなひびきだけで)

戯れ言みたいな響きだけで

(けものになってきみをうばえたらな)

ケモノになって君を奪えたらな

(はれものみたいなひびに)

腫れ物みたいな日々に

(ここはせかいのまんとる)

ここは世界のマントル

(どろどろになったことばだけで)

ドロドロになった言葉だけで

(けものになってきみをうばえたらな)

ケモノになって君を奪えたらな

(いいのになぁ)

いいのになぁ

(こんなたいくつなひびをだかいしたら)

こんな退屈な日々を打開したら

(あいそのないきみがわらうから)

愛想のない君が笑うから

(たいせつなおもいをうたうよ)

大切な想いを歌うよ

(ききもしないでもうにげないでよ)

聴きもしないで もう逃げないでよ

(けものみたいなぼくに)

ケモノみたいな僕に

(われものになってとがるよる)

割れ物になって尖る夜

(ざれごとみたいなひびきだけで)

戯れ言みたいな響きだけで

(のけものになったぼくはなかまからもあぶれてた)

除け者になった僕は仲間からも逸れていた

(そんなたいくつなひびにうまったまま)

そんな退屈な日々に埋まったまま

(ぼくだけがすでにけむくじゃら)

僕だけが既に毛むくじゃら

(たいせつなおもいをかかえて)

大切な想いを抱えて

(ことばにできないからいつまでもほえてんだ)

言葉に出来ないから いつまでも吠えてんだ

(のけものみたいなぼくに)

除け者みたいな僕に

(われものになってとがるよる)

割れ物になって尖る夜

(ざれごとみたいなひびきだけで)

戯れ言みたいな響きだけで

(けものになってきみをうばえたらな)

ケモノになって君を奪えたらな

(いいのになぁ)

いいのになぁ