夏の終わり、恋の始まり

(いろめきにぎわうおまつりゆうきをだしてさそってみたんだ)

色めき賑わうお祭り 勇気を出して誘ってみたんだ

(なれないゆかたのせいかなかおがあつくなっちゃってどうしよう)

慣れない浴衣のせいかな 顔が熱くなっちゃって どうしよう

(せんこうはなびしてるみたいなはりつめたときときんちょうかんで)

線香花火してるみたいな 張り詰めた時と緊張感で

(はちきれそうなほどふくらんだこのおもいがいたいんだ)

はちきれそうなほど膨らんだ この想いが痛いんだ

(すぐそこにふれられそうなゆびさきのきょりが)

すぐそこに触れられそうな 指先の距離が

(すごくもどかしくなってどうしよう)

すごくもどかしくなって どうしよう

(あれからどれくらいあなたにちかづくことができたかな)

あれからどれくらい あなたに近づくことが出来たかな

(わからないあなたのきもちもわからないまま)

わからない あなたの気持ちもわからないまま

(じかんだけながれてって)

時間だけ流れてって

(はなびあがってひかってふたりでみあって)

花火上がって光って二人で見合って

(きれいだねってわらってそのえがおにこがれて)

「綺麗だね」って笑って その笑顔に焦がれて

(こいするひとみにはなびはいろどってうつって)

恋する瞳に花火は彩って映って

(ついねがってしまうの)

つい願ってしまうの

(もっともっとちかづきたいな)

もっともっと近づきたいな。

(うまくはなせているのかなたのしんでいるのかな)

うまく話せているのかな 楽しんでいるのかな

(はなびのあいまのよぞらのくらやみとせいじゃくがふあんにさせてきになってしまうんだ)

花火の合間の夜空の暗闇と静寂が 不安にさせて気になってしまうんだ

(なんかなきそうになってことばがつまっちゃってどうしよう)

なんか泣きそうになって 言葉が詰まっちゃって どうしよう

(つたえられなくてもこのままでもいいとおもってしまうの)

伝えられなくても このままでもいいと思ってしまうの

(わかるよあなたはきっとやさしくわらってもこまってしまうのでしょう)

わかるよ あなたはきっと 優しく笑っても困ってしまうのでしょう

(さいごのはなびあがってあっけなくおわって)

最後の花火上がって あっけなく終わって

(てをふるすがたにさびしくなってこがれて)

手を振る姿に寂しくなって 焦がれて

(いっしょにいるとおもいはどんどんつのって)

一緒にいると想いはどんどん募って

(まよったりしたけど)

迷ったりしたけど

(やっぱやっぱつたえたいな)

やっぱやっぱ伝えたいな。

(これまでのまいにちはそれはそれはすごくたのしくって)

これまでの毎日は それはそれはすごく楽しくって

(でもきづくとこのままじゃいやになっていたくなって)

でも気づくと このままじゃ嫌になって 痛くなって。

(つもりつもったおもいむねに)

積もり積もった想い胸に

(ちかづきたいんだふれてみたいんだ)

近づきたいんだ 触れてみたいんだ

(ふいにはなびがあがってひかってちょっとまって)

不意に花火が上がって光って「ちょっと待って！」

(おどろいたかおしてあなたはふりかえった)

驚いた顔してあなたは振り返った

(なつのおわりひとつのこいがうごいた)

夏の終わり、ひとつの恋が動いた。

(いろんなおもいをひとことにのせて)

色んな想いをひとことに乗せて

(いまつたえたいの)

今、伝えたいの。

(ずっとずっとすきでした)

ずっとずっと、好きでした。

(あなたはやっぱりやさしくわらって)

あなたはやっぱり優しく笑って