二番目/アンと私

(つけるにせもののここしゃねる)

付ける偽物のココシャネル

(ぼくならしらないふりしてだまされてあげる)

僕なら知らないフリして騙されてあげる

(ふだんかれにはみせやしない)

普段彼には見せやしない

(すがたやかおをぼくにだけみせるきみは)

姿や顔を僕にだけ見せる君は

(たりない)

足りない

(ものたりない)

物足りない

(あいたい)

会いたい

(またあいたい)

また会いたい

(ないしょにするからまたよんで)

内緒にするからまた呼んで

(いつもとちがうへやちがうことするちがうこと)

いつもと違う部屋、違う子、とする違う事

(きみにもいるしぼくにもいる)

君にもいるし僕にもいる

(あしたのよるにはまたべつのこといるし)

明日の夜にはまた別のこといるし

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(でもかれしよりもしってるきみのすきなとこ)

でも彼氏よりも知ってる君の好きなとこ

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(だれにもいわないからまたひまなときによんで)

誰にも言わないからまた暇なときに呼んで

(わたしのことをうたにしてね)

私のことを歌にしてね

(いつでもつらいときくらいときにひかってるから)

いつでも辛い時暗い時に光ってるから

(あいしょうがいいねなんていいあった)

「相性がいいね」なんて言い合った

(ほんとうはよくないけどうそついてあえいでいた)

本当はよくないけど嘘ついて喘いでいた

(ああああああ)

「ああ、ああ、ああ」

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(でもかれしよりもしってるきみのすきなとこ)

でも彼氏よりも知ってる君の好きなとこ

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(だれにもいわないからまたひまなときによんで)

誰にも言わないからまた暇なときに呼んで

(ああまたひとりぼっちだくらいへやでかーてんはしめてない)

ああ、また独りぼっちだ、暗い部屋でカーテンは閉めてない

(ああまたきみはどっかのわけもわからんおんなをいだいてら)

ああ、また君はどっかの、訳もわからん女を抱いてら

(ああまたひとりぼっちだくらいへやでかーてんはしめてない)

ああ、また独りぼっちだ、暗い部屋でカーテンは閉めてない

(ああそういえばわたしはあのくそやろうのことすきだった)

ああ、そういえば私は、あの糞野郎のこと好きだった

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(でもかれしよりもしってるきみのすきなとこ)

でも彼氏よりも知ってる君の好きなとこ

(ぼくはにばんめ)

僕は二番目

(きみのにばんめ)

君の二番目

(だれにもいわないからまたひまなときによんで)

誰にも言わないからまた暇なときに呼んで

(よんで)

呼んで

(よんで)

呼んで

(しんで)

死んで