ハンゲツトウゲ 岸田教団&THE明星ロケッツ

(きみとみあげたつきあかりのした)

君と見上げた月明かりの下

(やくそくになんてなんのいみもないとしってた)

約束になんてなんの意味もないと知ってた

(それでもぼくらかわしてしまった)

それでも僕ら交わしてしまった

(かなでられるままうたうにんぎょうのように)

奏でられるまま歌う人形のように

(みたされないほしがりなきみとぼくの)

満たされない欲しがりな君と僕の

(さいていすぎるけいやくでそれでも)

最低すぎる契約でそれでも

(すきだといってわらってだきしめあってそまって)

好きだと言って笑って 抱きしめあって染まって

(これいじょうなんてとうていてのひらにあまるからあいさないでと)

これ以上なんて到底、掌に余るから愛さないでと

(ないてでもほしくて)

泣いてでも欲しくて

(ずるさにぬれてもつれ)

狡さに濡れてもつれ

(うそばっかりついてるんだずっと)

嘘ばっかりついてるんだ、ずっと。

(つごういいしんじつできれいにつつんで)

都合いい真実できれいに包んで

(だきしめてだいじょうぶっていわないで)

抱きしめて「大丈夫」って言わないで

(たしかなものをこぼさないように)

確かなものを零さないように

(みつめながらやさしくこわされるようだ)

見つめながら優しく壊されるようだ

(だれぞだくむなしさがぼくのむねでぬれいとをひく)

誰ぞ抱く虚しさが僕の胸で濡れ糸をひく。

(そのさきをたぐれば)

その先を手繰れば

(きみがいるってねがってからまりあってさけんで)

君が居るって願って 絡まり合って叫んで

(がんじがらめだってわらうしかないよ)

「雁字搦めだ」って笑うしかないよ。

(ここからとびおりずにどうしてかわれるかな)

此処から飛び降りずにどうして変われるかな。

(いさぎよくいきるふりしてうそばっかりついていくんだきっと)

潔く生きるフリして嘘ばっかりついていくんだ、きっと。

(はんぶんのつきがさしかかるとうげをこえて)

半分の月が差し掛かる峠をこえて

(きみにどうやってたどりつけばいい)

君にどうやって辿り着けばいい？？

(すきだといってわらってだきしめあってそまって)

好きだと言って笑って 抱きしめあって染まって

(これいじょうなんてとうていてのひらにあまるからあいさないでと)

これ以上なんて到底、掌に余るから愛さないでと

(ないてでもほしくて)

泣いてでも欲しくて

(ずるさにぬれてもつれ)

狡さに濡れてもつれ

(うそばっかりついてるんだずっと)

嘘ばっかりついてるんだ、ずっと。