緋色の風車
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歌詞(問題文)
(まわるまわるむーらんるーじゅ)
廻る回る≪緋色の風車≫
(きれいなはなをさかせて)
綺麗な花を咲かせて
(おどるおどるむーらんるーじゅ)
躍る踊る≪血色の風車≫
(きれいなはなをちらせて)
綺麗な花を散らせて
(ちいさなてのひらにのせたがらすざいく)
小さな掌に乗せた硝子細工…
(そのほうせきをしあわせとうたうならば)
其の宝石を『幸福』と謳うならば…
(そのよるのばんこうはじだいにどんなつめあとをのこし)
其の夜の蛮行は時代にどんな爪痕を遺し…
(かれらにはどんなきずあとをのこしたのか)
彼等にはどんな傷痕を残したのか…
(うんめいにほんろうされる)
運命に翻弄される
(じゃくしゃのたちばになげいたしょうねんは)
弱者の立場に嘆いた少年は…
(やがてちからをほっするだろう)
やがて『力』を欲するだろう…
(それは)
其れは…
(きょうだいなちからからみをまもるためのたてか)
強大な力から身を守る為の『盾』か?
(それとも)
其れとも…
(よりきょうだいなちからでそれをもたいらげるつるぎか)
より強大な力でそれをも平らげる『剣』か
(なにがおこったのかよくわからなかった)
何が起こったのか 良く解らなかった…
(なきさけぶゆーのあくもにーやけたにくのさと)
泣き叫ぶ狂乱の和音 灼けた屍肉の風味…
(なにがおそったのかよくわからなかったけど)
何が襲ったのか 良く解らなかったけど…
(ただひとつ)
唯…ひとつ…
(ここにいてはあぶないとわかった)
此処に居ては 危ないと判った…
(ぼくはいちばんたいせつなものを)
僕は一番大切な≪宝物≫を
(もってにげようときみのてをつかんだ)
持って逃げようと → 君の手を掴んだ……
(ああ)
嗚呼…
(わけもわからずいきをきらせてはしっていたふたり)
訳も解らず息を切らせて走っていた二人
(よくぼうがあふれだすままにあばれて)
欲望が溢れだすままに暴れて
(やつらはおいかけてくる)
奴等は追い掛けてくる……
(ほしくずをたどるように)
星屑 を辿るように…
(もりへいたるやみにひそんだままで)
森へ至る闇に潜んだままで…
(わけもわからずいきをころしてふるえていたふたり)
訳も解らず息を殺して震えていた二人
(ぜつぼうがあふれだすことをおそれて)
絶望が溢れだすことを怖れて
(つよくだきあっていた)
強く抱き合っていた――
(ふいにきみのからだがちゅうにうかんだ)
不意に君の肢体が宙に浮かんだ →
(おびえすがるようなめが にげだしたぼくのせなかにやきついた)
怯え縋るような瞳が ← 逃げ出した僕の背中に灼きついた……
(くるおしいときをへて)
狂0105しい≪季節≫を経て…
(しょうねんのときはるてんする)
少年の≪時≫は流転する…
(まわるまわるむーらんるーじゅ)
廻る回る≪緋色の風車≫
(やけつくときをおくって)
灼けつく≪刻≫を送って
(おどるおどるむーらんるーじゅ)
躍る踊る≪血色の風車≫
(こごえるときをむかえて)
凍える≪瞬間≫を迎えて
(ああもしうまれかわったら)
嗚呼…もし生まれ変わったら
(ちいさなはなをさかせよう)
小さな花を咲かせよう…
(ごめんねつぎはにげずに)
ごめんね…次は逃げずに
(きみのそばでともにちろう)
君の傍で共に散ろう…