反抗の声明

(ぱれーどはつづくよ)

パレードは続くよ

(おそらくきみがしんだあとも)

おそらく君が死んだ後も

(しらんぷりなりふりかまわずたのしんで)

知らんぷり　なりふり構わず楽しんで

(ぼくはもういやだよ)

僕はもう嫌だよ

(だれかをおかしいとみかぎって)

誰かを「おかしい」と見限って

(みすてるほどかれらがふつうにはみえないんだ)

見捨てるほど　彼らが普通には見えないんだ

(じぶんのためをみんなのためだと)

「自分のため」を「みんなのため」だと

(うそついているのでしょう)

嘘ついているのでしょう？

(それさえもうたのしくなってさ)

それさえもう楽しくなってさ

(もうみんなのほうがおかしくなってるんだ)

もうみんなの方がおかしくなってるんだ

(さぁ、いまかべをこわすときがきたんだ)

さぁ、今壁を壊す時が来たんだ

(いまにもきえそうなきみをひきつれて)

今にも　消えそうな君を引き連れて

(さばきもおきてもふあんていなこのばしょで)

裁きも掟も不安定なこの場所で

(ころされかけたぼくらのはんげきがいまはじまる)

殺されかけた僕らの反撃がいま始まる

(ぱれーどはならすよぼくらのきらいなおんがくを)

パレードは鳴らすよ　僕らの嫌いな音楽を

(むりやりたのしいものだといいきかせて)

無理やり「楽しいものだ」と言い聞かせて

(それがもうくるしくて、たえられなくなって)

それがもう苦しくて、耐えられなくなって

(きずつくぼくらをかれらはへんだといいのけたのさ)

傷つく僕らを彼らは「変だ」と言い退けたのさ

(たのしいとおもえばたのしくなれるさ)

「楽しいと思えば楽しくなれるさ」

(そのことばのこわさも)

その言葉の怖さも

(わからないままそまったせかいを)

分からないまま染まった世界を

(こわしにゆくんだ、ぼくらのちからで)

壊しに行くんだ、僕らの力で

(ぱれーどはおわりだ、さぁはじめようか)

パレードは終わりだ、さぁ始めようか

(さぁ、いまぶきをかまえるひがきたんだ)

さぁ、いま武器を構える日が来たんだ

(いまからじゅうこうをかれにつきつけて)

今から　銃口を彼に突きつけて

(さいごのことばもきこえないくらいに)

最期の言葉も聞こえないくらいに

(さけぶぼくらのしゅぷれひこーるとじゅうせいがひびく)

叫ぶ僕らのシュプレヒコールと銃声が響く

(たちつくすかれらにむけていまはなつよ)

立ち尽くす彼らに向けて今放つよ

(ここでいきてるぼくらのこのはんこうのせいめいを)

ここで生きてる僕らのこの反抗の声明を