七話「一本角の鬼」

背景
投稿者投稿者宮本 五郎いいね0お気に入り登録
プレイ回数10難易度(4.0) 2045打 長文 かな
黄鬼や緑鬼を倒した黒騎士。次の敵は青鬼?
登場人物

黒騎士 刀を使って戦う。高速で斬ることも。閻魔大王を倒しに。
青鬼  冷徹な一本角の鬼。氷を操る。
赤鬼  鬼で唯一言葉が話せない。炎を操る。

関連タイピング

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示

(あおおにはつめたいめでてをあげたじめんがひえてくる)

青鬼は冷たい目で手を挙げた、地面が冷えてくる。

(つぎのしゅんかんにはじめんからこおりがでてくろきしをもちあげていた)

次の瞬間には地面から氷が出て、黒騎士を持ち上げていた。

(くろきしはれいせいにこおりからとびおりやわらかいじめんにおりた)

黒騎士は冷静に氷から飛び降り、柔らかい地面に降りた。

(あおおにがやってきたさわられたらまけだとさっした)

青鬼がやってきた、(触られたら負けだ)と察した。

(あおおにがてをあげたこうげきのあいずだするとまわりにかけらがあらわれた)

青鬼が手を挙げた、攻撃の合図だ。すると周りにかけらが現れた。

(かけらはあつまってとがったふといつららになった)

かけらは集まって尖った太いつららになった。

(くろきしはこうそくでさけたこのいきおいでやつをきるくろきしはおもった)

黒騎士は高速で避けた。(この勢いで奴を斬る!)黒騎士は思った。

(くろきしのこうげきはこおりのたてにあたりみすいにおわった)

黒騎士の攻撃は氷の盾に当たり、未遂に終わった。

(あぶないとおもったくろきしはきょりをとったあおおにはほほえんでいる)

危ないと思った黒騎士は距離をとった。青鬼は微笑んでいる。

(ここまでたのしいたたかいはしたことがないあっぱれだ)

「此処迄 愉しい戦いはした事がない!天晴だ!」

(くろきしはこたえなかったじめんをまじまじとみている)

黒騎士は答えなかった。地面をまじまじと見ている。

(あおおにはじめんにしゃがみこんだじめんにふれている)

青鬼は地面にしゃがみこんだ。地面に触れている。

(すぐにこをりがなみのようにおしよせたいやよけれる)

すぐに子を利が波のように押し寄せた。(いや、避けれる!)

(くろきしはなみがきたたいみんぐにじゃんぷをしてさけたはずだった)

黒騎士は波が来たタイミングにジャンプをして避けた。はずだった

(こおりはまうえにきたときにうえにのびたくろきしのあしにこおりがささる)

氷は真上に来た時に上に伸びた。黒騎士の脚に氷が刺さる。

(あしにささったのかやつのこおりはへんげんじざいくろきしはかんがえていた)

(脚に…刺さったのか?奴の氷は変幻自在!?)黒騎士は考えていた。

(すうびょうでこおりはもどっていったくろきしはなにかをねらってたちすくんでいる)

数秒で氷は戻っていった。黒騎士は何かを狙って立ちすくんでいる。

(ねらいめはここだくろきしはじめんをきった)

(狙い目はここだ!)黒騎士は地面を切った。

(あおおにとじめんがいっしょにおちていくすかさずくろきしもとびおりる)

青鬼と地面が一緒に落ちていく。すかさず黒騎士も飛び降りる。

(くうちゅうであおおにはめをみひらいていためのまえにかたながつきたてられる)

空中で青鬼は目を見開いていた。目の前に刀が突き立てられる。

など

(ぐさっあおおにのかおにかたながつきささるあおおにのだんまつまがひびく)

「グサッ」青鬼の顔に刀が突き刺さる。青鬼の断末魔が響く。

(あおおにとくろきしはじめんにおちたもちろんあおおにがしたじきになった)

青鬼と黒騎士は地面に落ちた。勿論青鬼が下敷きになった。

(くろきしはかたなをひきぬいたやつはまだうごいている)

黒騎士は刀を引き抜いた。奴はまだ動いている。

(するとまえからかつんかつんというおとをたててだれかがきた)

すると前から「カツン」「カツン」という音を立てて誰かが来た。

(あかおにだいっぽんかくでむひょうじょうだうしろからおえつがきこえた)

赤鬼だ。一本角で無表情だ。後ろから嗚咽が聞こえた。

(ままておちつくんだこのわがはいだぞたのむからそれだけは)

「ま…待て!落ち着くんだ!この我輩だぞ!頼むからそれだけは…」

(くろきしはあおおにのふぬけたこえがすこしだけおかしかった)

黒騎士は青鬼の腑抜けた声が少しだけ可笑しかった。

(あかおにはむひょうじょうでひらいたてをまえにだしたいやなよかんがした)

赤鬼は無表情で開いた手を前に出した。嫌な予感がした。

(つぎのしゅんかんあかおにのてからほのおがふきだしたおそろしいかりょくだ)

次の瞬間赤鬼の手から炎が噴き出した。恐ろしい火力だ。

(あおおにはぶざまなこえをあげながらとけおちていった)

青鬼は無様な声を上げながら溶け落ちていった。

(あかおにはなにもおもわなかったあおおにをとかしたこともくろきしをたおしたことも)

赤鬼は何も思わなかった。青鬼を溶かしたことも黒騎士を倒したことも。

(うしろからだれかのけはいがしただがきづいたときにはおそかった)

後ろから誰かの気配がした。だが、気づいたときには遅かった。

(あかおにはすでにきられておりじめんにたおれこんでいた)

赤鬼は既に斬られており、地面に倒れこんでいた。

(あかおにはくろきしをたおせていなかったあかおにははいぼくをしりちりになった)

赤鬼は黒騎士を倒せていなかった。赤鬼は敗北を知り、塵になった。

(くろきしはぽつりとつぶやいたえんまだいおうはどこだ)

黒騎士はポツリと呟いた。「閻魔大王はどこだ…」

(そのじくうからこえがひびいたよかろうでてやる)

その時空から声が響いた。「よかろう。出てやる」

(するとそらからまるいたまがおちてきたおちるとどうじにたまはわれた)

すると空から丸い球が落ちてきた。落ちると同時に球は割れた。

(なかからでてきたのはすこしおおがらのひとつめのぼうにんげんだった)

中から出てきたのは、少し大柄の一つ目の棒人間だった。

問題文を全て表示 一部のみ表示 誤字・脱字等の報告

宮本 五郎のタイピング

オススメの新着タイピング

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード