ラズリベラ／ノイ × みそらみみ

(しずかなべっどのうえ)

静かなベッドの上

(ふかくもらすといきのねつ)

深く漏らす吐息の熱

(ひえたしーつのうらにかくす)

冷えたシーツの裏に隠す

(かんびなほうびをたつ)

甘美な褒美を断つ

(もざいくのむこうで)

モザイクの向こうで

(ちんぷなくうきょがあいをなでる)

陳腐な空虚が愛を撫でる

(はだかのこころのおくのおくをまさぐって)

裸の心の奥の奥を弄って

(ぬぎすてたはくちゅうのしょうぞく)

脱ぎ捨てた白昼の装束

(どれすこーどふざいのくうせき)

ドレスコード不在の空席

(しょうたいけんなしのいんべーだー)

招待券なしのインベーダー

(まっさおなしょうどうもえるせいじゃく)

真っ青な衝動燃える静寂

(やさしくそっとひっかくりせい)

優しくそっと引っ掻く理性

(ゆびのさきにからみつくみつでしたためる)

指の先に絡みつく蜜でしたためる

(ちんもくのきょうはんかいむのしせん)

沈黙の共犯 皆無の視線

(かわいたぎょうかんしめらせて)

渇いた行間湿らせて

(くりかえしはてるよるをはう)

繰り返し果てる夜を這う

(わたしのぜんぶをつつみこんでいくらずり)

私の全部を包み込んでいくラズリ

(どろどろにとけたいんとようのまりあーじゅ)

ドロドロに溶けた陰と陽のマリアージュ

(うたかたのひびはちくたくとすぎさって)

泡沫の日々はチクタクと過ぎ去って

(ひびわれたきょうかいをさいてこびりつくさっかく)

ひび割れた境界を裂いてこびり付く錯覚

(はぎとってどこかとおくとおくへいこう)

剥ぎ取って何処か遠く遠くへ行こう

(おしよせるえいえんのぼんのう)

押し寄せる永遠の煩悩

(くろすおーばーしていくもうそう)

クロスオーバーしていく妄想

(けっていけんなしのいんさいだー)

決定権なしのインサイダー

(まっさおなざんきょうにじむそら)

真っ青な残響滲む空

(むなしくあおぐひるさがり)

虚しく仰ぐ昼下がり

(うちにひめてにえたぎるみつがしたたれば)

内に秘めて煮え滾る蜜が滴れば

(ざっとうのじゅんかんたいぎのはせい)

雑踏の循環 大義の派生

(いだいたせんぼうこじらせて)

抱いた羨望拗らせて

(すべからくはぜるよるをまつ)

須く爆ぜる夜を待つ

(わたしのさいぶにしみこんでいくらずり)

私の細部に染み込んでいくラズリ

(いちずなしゅうちゃくもいちじのじょうだんも)

一途な執着も一時の冗談も

(でぃーぷなさいどでえがいてさいしこう)

ディープな彩度で描いて再試行

(だれのためでもないむちつじょなしなりお)

誰の為でもない無秩序なシナリオ

(ちんみをくんでなぐさめるじゆうとこどくのおり)

珍味を喰んで慰める自由と孤独の檻

(まっさおなしょうどうもえるせいじゃく)

真っ青な衝動燃える静寂

(やさしくそっとひっかくりせい)

優しくそっと引っ掻く理性

(ゆびのさきにからみつくみつでしたためる)

指の先に絡みつく蜜でしたためる

(ちんもくのきょうはんかいむのしせん)

沈黙の共犯 皆無の視線

(かわいたぎょうかんしめらせて)

渇いた行間湿らせて

(くりかえしはてるよるをはう)

繰り返し果てる夜を這う

(わたしのぜんぶをくるわせていくらずり)

私の全部を狂わせていくラズリ