普通ってなんだよ

(じゅぎょうちゅうまどのそとをながめながらおもうんだ)

授業中　窓の外を眺めながら思うんだ

(ぼくのじんせいはこんなものでいいのかと)

僕の人生はこんなものでいいのかと

(ただむきりょくのままいまをいきている)

ただ無気力のまま今を生きている

(いきているいきをする)

生きている　息をする

(ただここにいるいきてゆく)

ただ　ここにいる　生きてゆく

(さいきんがっこうをよくさぼるようになった)

最近　学校をよくサボるようになった

(べつにじゅぎょうがきらいなわけじゃないんだけど)

別に授業が嫌いなわけじゃないんだけど

(いやこくごのせんせいはすこしにがてかな)

いや国語の先生は少し苦手かな

(ふつうにべんきょうをすましてふつうにがっこうにかよって)

普通に勉強を済まして　普通に学校に通って

(ふつうにしごとをこなしてふつうにかぞくをもって)

普通に仕事をこなして　普通に家族を持って

(それがぼくにとってのしあわせというのか)

それが僕にとっての幸せというのか

(ふつうってなんだよふつうじゃなきゃおかしいのかよ)

普通ってなんだよ　普通じゃなきゃおかしいのかよ

(きめられたるーるにしばられていきぐるしいじんせいなんていらない)

決められたルールに縛られて　息苦しい人生なんていらない

(ぼくのじんせいだろたにんとなんてひかくするんじゃねえよ)

僕の人生だろ　他人となんて比較するんじゃねえよ

(どんなけつまつでおわろうとさいごまでぼくはぼくらしくいたいんだ)

どんな結末で終わろうと　最後まで僕は僕らしくいたいんだ

(へいじつのせいじゃくはどこかふしぎなきぶんだ)

平日の静寂はどこか不思議な気分だ

(しょうてんがいのおくではおとなのしろいしせん)

商店街の奥では大人の白い視線

(かざりのせけんていなんてくそくらえ)

飾りの世間体なんて　くそくらえ

(たにんにめいわくをかけるなそんけいされるひとになりなさい)

他人に迷惑をかけるな　尊敬される人になりなさい

(しゃかいのためにじんりょくしてだれかのやくにたちなさい)

社会のために尽力して　誰かの役に立ちなさい

(そんなりっぱなおとなにはなれないよ)

そんな立派な大人にはなれないよ

(しりょくをなくしたしょうじょにかたあしがなくなったせいねん)

視力を失くした少女に　片足が無くなった青年

(たくましくいきるひとたちとめぐまれているともしらずに)

たくましく生きる人達と　恵まれているとも知らずに

(のうのうといきているぼくはだれ)

のうのうと生きている僕は誰

(なのにいまがくるしいのはなぜ)

なのに今が苦しいのは何故

(ふつうってなんだよふつうじゃなきゃおかしいのかよ)

普通ってなんだよ　普通じゃなきゃおかしいのかよ

(あんたらどこかおかしいよだれかのこえをころしては)

あんたらどこかおかしいよ　誰かの声を殺しては

(ぼくがおかしいのかふつうじゃなきゃいきちゃいけないみたいな)

僕がおかしいのか？　普通じゃなきゃ生きちゃいけないみたいな

(きめられたるーるにしばられていきぐるしいじんせいなんていらない)

決められたルールに縛られて　息苦しい人生なんていらない

(ぼくのじんせいだろたにんとなんてひかくするんじゃねえよ)

僕の人生だろ　他人となんて比較するんじゃねえよ

(どんなけつまつでおわろうとじんせいのさいごはわらってみせるから)

どんな結末で終わろうと　人生の最後は笑ってみせるから

(わらってみせるんだ)

笑ってみせるんだ