乗り遅れたバス

(ごめんひとりだけおくれたみたい)

ごめん 一人だけ遅れたみたい

(あのばしょにだれもいなくて)

あの場所に誰もいなくて

(どこへいったらいいのかなんて)

どこへ行ったらいいのかなんて

(わからなかった)

わからなかった

(かたみちのゆめてにもったまま)

片道の夢 手に持ったまま

(さかのとちゅうでとほうにくれた)

坂の途中で 途方に暮れた

(かぜがすぎたまちは)

風が過ぎた街は

(おともきえたみたいで)

音も消えたみたいで

(きみにかけることばが)

君にかける言葉が

(ぼくにはみつからなかった)

僕には見つからなかった

(できることならときをもどし)

できることなら 時間（とき）を戻し

(いっしょにいきたかったけど)

一緒に行きたかったけど

(けやきざかむかうばすは)

欅坂 向かうバスは

(もうさきにでてしまった)

もう先に出てしまった

(だからひとりきりあるきはじめる)

だから 一人きり 歩き始める

(みんなとはちがうみちじゅん)

みんなとは 違う道順

(だっていまさらおいかけたって)

だって今さら追いかけたって

(まにあわないよ)

間に合わないよ

(わたしのみらいじぶんでさがして)

私の未来 自分で探して

(いつかどこかでごうりゅうしよう)

いつかどこかで 合流しよう

(かぜのむきをさがし)

風の向きを探し

(そらにのばしたてのひら)

空に伸ばした掌

(なにかふれたみたいに)

何か触れたみたいに

(ひざしがやさしくかんじたよ)

日差しがやさしく感じたよ

(みえないものはどこにあるか)

見えないものは どこにあるか

(たしかめにくいおもいこみ)

確かめにくい思い込み

(あこがれたとおいゆめは)

憧れた遠い夢は

(すこしずつちかづいてる)

少しずつ近づいてる

(だからひとりきりあるきはじめる)

だから 一人きり 歩き始める

(みんなとはちがうみちじゅん)

みんなとは 違う道順

(だっていまさらおいかけたって)

だって今さら追いかけたって

(まにあわないよ)

間に合わないよ

(わたしのみらいじぶんでさがして)

私の未来 自分で探して

(いつかどこかでごうりゅうしよう)

いつかどこかで 合流しよう

(どのみちをいこうと)

どの道を行こうと

(どのさかのぼろうと)

どの坂登ろうと

(あふれだすあせも)

溢れ出す汗も

(ながれたなみだも)

流れた涙も

(うつくしくかがやくよ)

美しく輝くよ

(ごめんごめん)

ごめん… ごめん

(ひとりだけおくれたみたい)

一人だけ 遅れたみたい

(あのばしょにだれもいなくて)

あの場所に 誰もいなくて

(どこへいったらいいのかなんて)

どこへ行ったらいいのかなんて

(わからなかった)

わからなかった

(かたみちのゆめてにもったまま)

片道の夢 手に持ったまま

(さかのとちゅうでとほうにくれた)

坂の途中で 途方に暮れた

(ゆめはどこかでつながるのだろう)

夢はどこかで 繋がるのだろう

(みんなのみらいはひとつ)

みんなの未来は一つ