なぜ 僕たちは走るのか？

(なにかもくてきをみつけられないと)

何か目的を見つけられないと

(ひとはいきていない)

人間(ひと)は生きていない

(そのさきにおぼろげに)

その先に朧げに

(うかびあがるごーるさがしている)

浮かび上がるゴール 探している

(きょうしつのまどにはんしゃするひざし)

教室の窓に反射する陽射し

(まるできみのまなざし)

まるで君の眼差(まなざ)し

(ぜったいこっちみてるきがしてた)

絶対こっち見てる気がしてた

(ただのおもいすごしかな)

ただの思い過ごしかな

(あせのしずくがかたりかけるこころはなにをながしてる)

汗の滴が語りかける 心は何を流してる？

(しょうじきなきもちはかぜにふかれたように)

正直な気持ちは 風に吹かれたように

(どこかへときえてゆくよ)

どこかへと消えて行(ゆ)くよ

(なぜぼくたちははしるのか)

なぜ僕たちは走るのか？

(まなつのぐらんどのうえをなんしゅうもまわっているのだろう)

真夏のグランドの上を 何周も回っているのだろう

(なぜぼくたちはとまらないんだ)

なぜ 僕たちは止まらないんだ？

(せんせいやだれかにいわれたわけじゃない)

先生や誰かに 言われたわけじゃない

(せいしゅんはふじょうりだっておもう)

青春は不条理だって思う

(かぜはいつからかふいてないからちひょうのおんどがあがる)

風はいつからか吹いてないから 地表の温度が上がる

(きっとすずしいだけのきせつにはだれもまんぞくしないさ)

きっと涼しいだけの季節には 誰も満足しないさ

(ちょくしゃにっこうてりつけられ)

直射日光 照りつけられ

(はだをやかれるそれくらいこきゅうさえくるしい)

肌を灼かれるそれくらい呼吸さえ苦しい

(それをのりこえられるじぶんだとしんじたくて)

それを乗り越えられる 自分だと信じたくて...

(ぼくたちははしるしかないいみなんてなんにもないんだ)

僕たちは走るしかない 意味なんて何にもないんだ

(ただあしがかってにうごくだけ)

ただ足が勝手に動くだけ

(こうていのそとにはでないのかい)

校庭の外には出ないのかい？

(おなじばしょじゃなくてえんをえがいても)

同じ場所じゃなくて 円を描いても

(りふじんなこうどうだっておもう)

理不尽な行動だって 思う

(もてあましてしまうこのじかんを)

持て余してしまう この時間を

(どこかではっさんしないときっとばくはつする)

どこかで 発散しないと きっと爆発する

(なぜぼくたちはとまってられないのか)

なぜ 僕たちは止まってられないのか？

(かんがえてるよりしょうどうにつきうごかされるんだ)

考えてるより 衝動に突き動かされるんだ

(なぜぼくたちはとまらないんだ)

なぜ僕たちは止まらないんだ？

(せんせいやだれかにいわれたわけじゃない)

先生や誰かに 言われたわけじゃない

(せいしゅんはふじょうりだっておもう)

青春は不条理だって思う

(りふじんにまけないためにはしる)

理不尽に負けないために走る