アイビー

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(あなたのことばでいつまでも)

あなたの言葉でいつまでも

(わたしのくびをしめて)

私の首を絞めて

(あなたはどこかでぬすんできた)

あなたはどこかで盗んできた

(かさでわたしをむかえにきて)

傘で私を迎えに来て

(すこしさびたもよりえきのばすていで)

少し錆びた最寄り駅のバス停で

(まってたね)

待ってたね

(わたしたちはいつまでも)

私たちはいつまでも

(かこからはなれられない)

過去から離れられない

(そんなさいていなふたりのままでいようね)

そんな最低な二人のままでいようね

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(あなたのことばでいつまでも)

あなたの言葉でいつまでも

(わたしのくびをしめて)

私の首を絞めて

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(さいていなんていわないよ)

最低なんて言わないよ

(ああほんとうにしあわせそうでよかったよ)

嗚呼本当に幸せそうで良かったよ

(きげんがいいときはきまって)

機嫌が良いときは決まって

(ねこなでごえでわたしをよんで)

猫なで声で私を呼んで

(つきにいちどおなじになる)

月に一度同じになる

(かみのにおいがうれしかったの)

髪の匂いが嬉しかったの

(わたしたちはいつまでも)

私たちはいつまでも

(こどくにおびえつづける)

孤独に怯え続ける

(そんなさびしげなふたりのままで)

そんな寂しげな二人のままで

(いようね)

居ようね

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(あなたのことばでいつまでも)

あなたの言葉でいつまでも

(いきるいみをみつけてたい)

生きる意味を見つけてたい

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(うそつきなんていわないよ)

嘘つきなんて言わないよ

(ああほんとうにしあわせそうでよかったよ)

嗚呼本当に幸せそうで良かったよ

(わたしのすきなわたしよりも)

私の好きな私よりも

(あなたのすきなわたしでいたいのは)

あなたの好きな私で居たいのは

(ためにならないこいですか)

為にならない恋ですか？

(ばかなことですか)

馬鹿なことですか？

(うわさにもしゃしんにものこらないふたりは)

噂にも写真にも残らない二人は

(よるにまぎれて)

夜に紛れて

(いまならこわがらずきけるよ)

今なら怖がらず聞けるよ

(わたしあなたのなにになれたの)

「私あなたの何になれたの、？」

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(あなたのことばでいつまでも)

あなたの言葉でいつまでも

(わたしのくびをしめて)

私の首を絞めて

(なかったことになるあいしてるを)

無かったことになる「愛してる」を

(わたしおぼえてたいの)

私覚えてたいの

(さいていなんていわないよ)

最低なんて言わないよ

(ああほんとうにしあわせそうでよかったよ)

嗚呼本当に幸せそうで良かったよ