旋律と結晶

(まだゆめのなかなのかたしかにふれたはずなのに)

まだ夢の中なのか　たしかに触れたはずなのに

(ゆめかうつつしわけさぎょう)

夢か現　仕分け作業

(そもそもどれだけのいみがあんだっけ)

そもそもどれだけの意味があんだっけ

(あまつぶたちがぼくらのりかいなどはるか)

雨粒たちが　僕らの理解などはるか

(ゆうゆうとこえるせんりつでこのいのちをしゅくしてる)

ゆうゆうと超える旋律で　この命を祝してる

(もしかしたってもしかしなくたって)

もしかしたって　もしかしなくたって

(つきはたいようにみつかる)

月は太陽に見つかる

(そんなふたりがぼくときみだなんて)

そんな二人が僕と君だなんて

(きみにいえるはずなくて)

君に言えるはずなくて

(きみのかさのもちかたでやさしさのいみのすべてをしった)

君の傘の持ち方で　 優しさの意味のすべてを知った

(ぼくはただみようみまねがばれぬよう)

僕はただ見よう見まねがバレぬよう

(したをむいてないた)

下を向いて泣いた

(こわくないといえることこわいとくちにだせること)

怖くないと言えること　怖いと口に出せること

(どちらがほんとのつよさかはじめてしってしまったぼくたちは)

どちらがほんとの強さか　 初めて知ってしまった僕たちは

(きみのめがぼくのめにはじめてぴんとをあわせた)

君の眼が　僕の眼に　はじめてピントを合わせた

(しゅんかんのおとがいまもこだましてる)

瞬間の　音が今もこだましてる

(なんかいはぐれかきまわされたってうたはこいにみつかんだ)

何回はぐれ　掻きまわされたって　 歌は恋に見つかんだ

(まいごになったちゃちなめろでぃーが)

迷子になった　ちゃちなメロディーが

(いきをふきかえすまほう)

息を吹き返す魔法

(もしかしたってもしかしなくたって)

もしかしたって　もしかしなくたって

(つきはたいようにみつかる)

月は太陽に見つかる

(そんなふたりがぼくときみだなんて)

そんな二人が僕と君だなんて

(きみにいえるはずなくて)

君に言えるはずなくて

(きみのかたのふるえかたでくやしさのほんとうのいみをしった)

君の肩の　震え方で　 悔しさの本当の意味を知った

(ぼくはただしさもわすれむがむちゅうできみをだきよせた)

僕は正しさも忘れ　無我夢中で君を抱き寄せた