シークエル

(しこうをえいえんのものに)

思考を永遠のものに、

(あなたはせめておりこうに)

あなたはせめてお利口に、

(へんかはしゅうえんのように)

変化は終焉のように、

(そのすがたはふへんに)

その姿は普遍に、

(あんていがせんぼうが)

安定が 羨望が

(かわってほしくないだれかのしつぼうが)

変わって欲しくない誰かの失望が

(しばっていることもしらないで)

縛っていることも知らないで

(しーくえる)

シークエル

(いまだまだしんしょうをまもってはしばっている)

未だ未だ心象を守っては縛っている

(ほうそくをほどいてよ)

法則を解いてよ

(いまいましいわ)

忌々しいわ！

(ゆがんでそうおもえてしまったないしんへ)

歪んでそう思えてしまった内心へ

(ほんとうに)

本当に?

(うぬぼれんな)

自惚れんな

(さあねほうほうにぬれないで)

さあね、方法に塗れないで

(かんじょうてきかつじょうほうてきにうがってしまった)

感情的かつ情報的に穿ってしまった

(じぶんのいろをさがしだすこういも)

自分の色を探し出す行為も

(けっきょくあなたらしいんだった)

結局あなたらしいんだった

(だれもかれもこのまぐれのりゆうなんか)

誰も彼もこのマグレの理由なんか

(しりゃしない)

知りゃしない！

(いのちをつみかさねたあなたのいろに)

命を積み重ねたあなたの色に

(すがっていたすがっていたきづけば)

縋っていた 縋っていた 気づけば

(だれかにされていた)

誰かにされていた

(いまだまだしんしょうをまもってはしばっている)

未だ未だ心象を守っては縛っている

(ほうそくをほどいてよ)

法則を解いてよ

(いまいましいわ)

忌々しいわ！

(うがってえがいたことなんて)

穿って描いたことなんて

(だれだってわかんないでしょう)

誰だって分かんないでしょう

(しーくえるしーくえる)

シークエル シークエル

(こせいとしないで)

個性としないで！

(こうやって)

こうやって

(こすったってつまらないでしょう)

擦ったってつまらないでしょう

(しーくえるしーくえる)

シークエル シークエル

(こせいとしないで)

個性としないで！

(つぎはどうやってうらぎろうか)

次はどうやって裏切ろうか！

(ああ)

嗚呼、

(そのまんまのれっかこぴーには)

そのまんまの劣化コピーには、

(１ねんごはもうとっくに)

1年後はもうとっくに

(あきてんじゃん)

飽きてんじゃん。

(こんどはしかくのはっくにまじじゃん)

今度は視覚のハックに本気じゃん。

(がわだけいいのもばれないじゃん)

ガワだけ良いのもバレないじゃん。

(つくりてのはずがのっかるみーむ)

作り手のはずが乗っかるミーム、

(きゃらくたーをにじるようちなびじゅつ)

キャラクターを躙る幼稚な美術、

(だれもいえないかんきょうはもうあいた)

誰も言えない環境はもう飽いた、

(だだだ)

惰惰惰

(だれにあこがれただれも)

誰に憧れた誰も

(０からうみだせやしないもの)

0から生み出せやしないもの、

(せんぼうからあつめあげたようそを)

羨望から集め上げた要素を

(つぎのどこかにつなぐこと)

次のどこかに繋ぐこと、

(おさないわたしがかこにかきだした)

幼いわたしが 過去に描き出した

(かくせいとうとそのえんちょう)

斯く正答とその延長、

(いままでのつみかさねにすこし)

今までの積み重ねに少し

(めあたらしさをさがすこと)

目新しさを探すこと、

(ねえいちどさかえたここが)

ねえ、一度栄えたここが、

(すでにすたれているとして)

既に廃れているとして

(さっていいから)

去っていいから

(とおくからみたらたのしそうね)

遠くから見たら楽しそうね、

(まっている)

待っている

(わたしは)

私は

(すがっていた)

縋っていた

(すがっていた)

縋っていた

(すがっていた)

縋っていた

(すがっていた)

縋っていた

(だれかになれている)

誰かになれている？

(いまだまだしんしょうをまもってはしばっていた)

未だ未だ心象を守っては縛っていた

(ほうそくをほどいたの)

法則を解いたの

(いまいましいわ)

忌々しいわ！

(うがったごじつだんにはかいたりそうも)

穿った後日談には描いた理想も

(いらないでしょう)

要らないでしょう

(しーくえる)

シークエル

(しーくえるはもういらない)

シークエルはもういらない

(もうほどいたの)

もう解いたの！

(もうまいたあんもくのるーるはない)

もう蒔いた暗黙のルールはない

(いめーじをおさえこむぼうぎょもない)

イメージを抑え込む防御もない

(けどしつぼうしないで)

けど失望しないで、

(ああ)

嗚呼、

(さいどうがつのはわたしのさいだ)

再度穿つのは私の才だ！

(さいどうがつのはわたしのさいだ)

再度穿つのは私の才だ！

(ほうはつさせないかくすふぃろそふぃー)

迸発させない 隠すフィロソフィー

(そうかああわかんないや)

そうか 嗚呼 解んないや！

(これもこれかわらっちゃうなぁ)

是も是か? 笑っちゃうなぁ！

(ここがさいごにうもれたって)

ここが最期に埋もれたって

(つぎもかざりあっていたいのだ)

次も飾りあっていたいのだ

(さいどうがつのはわたしのさいだ)

再度穿つのは私の才だ！