自然と人々 長文4

(ひとびとのくらしはしぜんにおおきくさゆうされる。)

人々の暮らしは自然に大きく左右される。

(さいがい・かんきょうまたはとちのしつなど、とりわけのうぎょうにかんしては、)

災害・環境または土地の質など、とりわけ農業に関しては、

(ひよく（ひよく）などじょうのうむがのうさくぶつのしゅうしゅうりょうをけっていづける)

肥沃（ひよく）な土壌の有無が農作物の収集量を決定づける

(じゅうだいなようそである。)

重大な要素である。

(とちがやせていればさくもつはみのらず、)

土地が痩せていれば作物は実らず、

(ひとびとのせいかつはくるしくなっていくだろう。)

人々の生活は苦しくなっていくだろう。

(しかし、ゆたかなだいちのめぐみをえられたとき、)

しかし、豊かな大地の恵みを得られたとき、

(ひとびとはあんていしたしょくりょうをてにし、)

人々は安定した食糧を手にし、

(ぶんかやがくもんのはってんにもつなげることができる。)

文化や学問の発展にもつなげることができる。

(だからこそ、こだいからひとはかわのそばやどじょうのよいばしょにあつまり、)

だからこそ、古代から人は川のそばや土壌の良い場所に集まり、

(しゅうらくをきずいてきたのだ。)

集落を築いてきたのだ。

(わたしたちがいまのせいかつをおくれるのも、)

私たちが今の生活を送れるのも、

(せんじんたちがしぜんのめぐみをみきわめ、かしこくりようしてきたからである。)

先人たちが自然の恵みを見極め、賢く利用してきたからである。