涙のスイマー

(くらくてせまいへやのなか)

暗くて狭い部屋の中

(ふさぎこんでいたよる)

塞ぎ込んでいた夜

(さびしさがむねにおしよせ)

寂しさが胸に押し寄せ

(わらえなくなっていた)

笑えなくなっていた

(あいまいなことばでひびをごまかしていきてきたんだ)

曖昧な言葉で日々を誤魔化して生きてきたんだ

(じぶんのありかがなみにながされてわからなくなっていたんだ)

自分の在処が波に流されて分からなくなっていたんだ

(そんなよるにしずむまえに)

そんな夜に沈む前に

(いまたいきけんをぬけだして)

今大気圏を抜け出して

(うるさいくらいのせいりょうで)

五月蠅いくらいの声量で

(からまったこころをさけんでうたえばすいまー)

絡まった心を叫んで歌えばスイマー

(いまろくじょうはんをとびだして)

今六畳半を飛び出して

(このなみだのうみをおよいできたんだ)

この涙の海を泳いできたんだ

(だれよりこどくをしったから)

誰より孤独を知ったから

(ひとりなんてこわくないんだ)

一人なんて怖くないんだ

(いつもどこかでふまんを)

いつも何処かで不満を

(かかえこんでいたんだ)

抱え込んでいたんだ

(くるしさがむねにおしよせ)

苦しさが胸に押し寄せ

(ねむれなくなっていた)

眠れなくなっていた

(ほんねとうそがまざりあっていまいちまえがみえなくなっても)

本音と噓が混ざり合ってイマイチ前が見えなくなっても

(なんどもなんどもなんどもなんども)

何度も何度も何度も何度も

(こらえてすごしてきたんだよ)

堪えて過ごしてきたんだよ

(いまたいきけんをぬけだして)

今大気圏を抜け出して

(うるさいくらいのせいりょうで)

五月蠅いくらいの声量で

(からまったこころをさけんでうたえばすいまー)

絡まった心を叫んで歌えばスイマー

(いまろくじょうはんをとびだして)

今六畳半を飛び出して

(このなみだのうみをおよいできたんだ)

この涙の海を泳いできたんだ

(だれよりこどくをしったから)

誰より孤独を知ったから

(ひとりなんてこわくないんだ)

一人なんて怖くないんだ

(つないでつむいでやりすごしたことばが)

繋いで紡いでやり過ごした言葉が

(あがいてもがいてにごりきったひとみが)

足掻いて踠いて濁り切った瞳が

(よわっていたってつづいてるこどうが)

弱っていたって続いてる鼓動が

(どうかむだにはならないように)

どうか無駄にはならないように

(そんざいをかきならせたら)

存在を搔き鳴らせたら

(いまたいきけんをぬけだして)

今大気圏を抜け出して

(うるさいくらいのせいりょうで)

五月蠅いくらいの声量で

(からまったこころをさけんでうたえばすいまー)

絡まった心を叫んで歌えばスイマー

(いまろくじょうはんをとびだして)

今六畳半を飛び出して

(このなみだのうみをおよいできたんだ)

この涙の海を泳いできたんだ

(だれよりこどくをしったから)

誰より孤独を知ったから

(ひとりなんてこわくないんだ)

一人なんて怖くないんだ