キミがまた歌いたくなる頃に。
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歌詞(問題文)
(ゆうひがすえるおんがくしつ)
夕日が据える音楽室
(ぴあのにこしかけるあやかし)
ピアノに腰掛ける妖
(じゃまをするふうにはみえないか)
邪魔をする風には見えないか
(ふたりのうたがはじまった)
二人の歌が始まった
(けんばんたたくはっぴー)
鍵盤叩くハッピー
(いつもこどくなえんそうかいさいこうさ)
いつも孤独な演奏会 最高さ
(ひとりひとりきょうだんあがっていくこうかいしょけい)
一人一人教壇上がっていく公開処刑
(さいあくさ)
最悪さ
(ああやっぱりうたはきらいだ)
ああやっぱり歌は嫌いだ
(いのこりけっていさいてすと)
居残り決定 再テスト
(むごんであしをぶらつかせて)
無言で足をブラつかせて
(おまえはそしらぬかお)
オマエは素知らぬ顔
(にどめのしれんいんとろがながれた)
二度目の試練 イントロが流れた
(はじめてきくおまえのうた)
初めて聴くオマエの歌
(あまりにきれいでなきそうだ)
あまりにキレイで泣きそうだ
(かさねようへたくそなりのうた)
重ねようヘタクソなりの歌
(ひっしなぎょうそうのふきょうわおんのとなり)
必死な形相の不協和音の隣
(すずしいかおしてやがる)
涼しい顔してやがる
(でもいっただろ?うたいたくないんだ)
でも言っただろ?歌いたくないんだ
(ばかにされたうたごえをかぎをしてとじこめた)
馬鹿にされた歌声を鍵をして閉じ込めた
(わらいものにされたかこも)
笑いものにされた過去も
(なげすてたはずのそれを)
投げ捨てたはずのそれを
(おまえがどうしてもってんだ)
オマエがどうして持ってんだ
(もうあけないでくれよ)
もう開けないでくれよ
(なれないきょうだんあびるしせん)
慣れない教壇 浴びる視線
(しまるのどにつばをのむ)
締まる喉に唾を飲む
(むごんであしをぶらつかせて)
無言で足をブラつかせて
(おまえはそしらぬかお)
オマエは素知らぬ顔
(いくどめかしれんはのりこえられそうだ)
幾度目か試練は乗り越えられそうだ
(「もうだいじょうぶ」)
「もう大丈夫」
(なんどもきいたおまえのうた)
何度も聴いたオマエの歌
(あまりにきれいできえそうだ)
あまりにキレイで消えそうだ
(かさなってひとつになったうた)
重なって一つになった歌
(さあおそれるな)
さあ 恐れるな
(ひとりですすんださきにひろがるこうこうたるせかい)
一人で進んだ先に広がる煌々たる世界
(もうあるけるがとなりがさびしい)
もう歩けるが隣が寂しい
(せなかをおしたのはだれだっけ)
背中を押したのは誰だっけ
(だからいったろ?うたいたくないんだ)
だから言ったろ?歌いたくないんだ