分かっちゃいないね/monet

(わたしのいないしょうらいにどうぞよろしくつたえてちょうだいね)

私の居ない将来にどうぞよろしく伝えて頂戴ね

(しらないせいかつをそうぞうしてだけどきみのふこうをねがったりはしないわ)

知らない生活を想像してだけど君の不幸を願ったりはしないわ

(あたらしいまちのいわかんにそろそろなれたころでしょうか)

新しい街の違和感にそろそろ慣れた頃でしょうか

(にびいろのそらきっとこのさきもすなおにはれることはないでしょう)

鈍色の空きっとこの先も素直に晴れることはないでしょう

(きょうなにたべたどこいったなんてかんがえちゃうのはきみのせい)

今日何食べたどこ行ったなんて考えちゃうのは君のせい

(だからかんたんにしあわせになれるなんておもわないで)

だから簡単に幸せになれるなんて思わないで

(さよならもうあったりはしないから)

さよならもう会ったりはしないから

(せめてわたしのあいでのろってあげるわうでのなかねむるばかなきみ)

せめて私の愛で呪ってあげるわ腕の中眠る馬鹿な君

(ああなにもわかっちゃいないねはなから)

ああ何もわかっちゃいないねハナから

(こうなっちゃうきでいたでしょしらなかったことにしてあげるけど)

こうなっちゃう気でいたでしょ知らなかったことにしてあげるけど

(さいごまでこっけいだわああなにもわかっちゃいないね)

最後まで滑稽だわああ何もわかっちゃいないね

(わたしのこと)

私のこと

(かたづいたへやのいわかんになれるひはいつくるでしょうか)

片付いた部屋の違和感に慣れる日は何時来るでしょうか

(そそぐはるのひかりはきっときみとののろいのくさりになるでしょう)

注ぐ春の光はきっと君との呪いの鎖になるでしょう

(いまどこにいるのさびしいのなんてかんがえちゃうからいとおしい)

今どこにいるの寂しいのなんて考えちゃうから愛おしい

(だからもうにどとしあわせになれるなんておもわないわ)

だからもう二度と幸せになれるなんて思わないわ

(さよならもうあったりはしないからせめてきみのうそでくるってあげるわ)

さよならもう会ったりはしないからせめて君の嘘で狂ってあげるわ

(ゆめのなかおどるばかなわたしああなにもわかっちゃいないね)

夢の中踊る馬鹿な私ああ何もわかっちゃいないね

(さいごはこうなっちゃうってきづいてたしりたかったことばかりのこったまま)

最後はこうなっちゃうって気づいてた知りたかったことばかり残ったまま

(あのえがおのいみはなにああなにもわかっちゃいないね)

あの笑顔の意味は何ああ何もわかっちゃいないね

(きみのこと)

君のこと

(わたしのいないしょうらいがどうかただしくほころびますように)

私の居ない将来がどうか正しく綻びますように

(おりなすぬのでなみだぬぐってよこのいとをかみちぎるわ)

織りなす布で涙拭って横の糸を噛み千切るわ

(さよならもうあったりはしないからせめてわたしのあいでのろってあげるわ)

さよならもう会ったりはしないからせめて私の愛で呪ってあげるわ

(しらないだれかとわらうきみああなにもわかっちゃいないね)

知らない誰かと笑う君ああ何もわかっちゃいないね

(さいごはこうなっちゃうってきづいてたしらなかったことにしたかった)

最後はこうなっちゃうって気づいてた知らなかったことにしたかった

(わたしさいごまでこっけいだわああなにもかわっちゃいないね)

私最後まで滑稽だわああ何も変わっちゃいないね

(あたらしいまちのいわかんにそろそろなれたころでしょうか)

新しい街の違和感にそろそろ慣れた頃でしょうか

(ひえきったわんるーむこのさきもまだきみがかえるのをずっとまっているわ)

冷え切ったワンルームこの先もまだ君が帰るのをずっと待っているわ